パットニーエリアのテムズ川沿い近くの公園。週末はファミリーでにぎわいます
アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回はロンドンの語学学校のスピーキングクラスについてつづります。
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◇スピーキングクラスで慣用句を学ぶ
ロンドンで選択している英語検定「IELTS(アイエルツ)」対策のコースは午前のみ。午後は別のスピーキングのクラスです。スピーキングと聞くと、どういう授業をイメージされますか。スピーチやディスカッション、発音の練習などではないでしょうか。私は、長い文章をスムーズに話す力を鍛える内容を期待していました。
しかし、私が受けたスピーキングクラスは、テキストでは見つけにくい英語のイディオム(慣用句)を学ぶものでした。例えばhit the nail on the head(的を得ている、要点を得ている)や、get on like a house on fire(とても仲が良くなる、意気投合する)というような表現を学ぶ内容です。
最初に先生からイディオムが10~20個ほど書かれたプリントが配られ、生徒全員で意味を推測していきます。各々が意見を出し合った後、先生の解説が入り、その後パートナーを組んでフレーズを用いながらディスカッション。正直期待とは異なっていたのですが、これはこれで自分にとって非常に有意義な授業でした。
◇スピーキングでも先生によって内容はさまざま
これまでたくさんの留学生仲間と情報交換をしてきて気づいたのですが、スピーキングクラスは学校や先生によって千差万別。私のケースのようにイディオムを中心に授業を進める先生もいれば、有名人のスピーチを教材に用いる先生、また発音記号を丁寧に用いながら解説する先生など、実に多様です。
もちろん、どれもスピーキングに役立つのは間違いないのだろうと思いますが、自分が求める授業に当たるかどうかというのは、少し運次第という面もあると感じています。これから留学をする方は、難しいと思いますが、可能な限り下調べしておくことをお勧めします。
<プロフィル>
ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。
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