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「第39回日本アカデミー賞」の授賞式に出席した受賞者の顔ぶれ
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「第39回日本アカデミー賞」の授賞式に出席した受賞者の顔ぶれ

日本アカデミー賞:作品賞は「海街diary」 4冠達成 綾瀬、長澤ら“4姉妹”も「本当にうれしい」

 「第39回日本アカデミー賞」の授賞式が4日、東京都内で開かれ、2013年にマンガ大賞を受賞した吉田秋生(あきみ)さんのマンガを是枝裕和監督が映画化した「海街diary」が最優秀賞作品賞を獲得した。最優秀監督賞にも選ばれた是枝監督は「本当に最後に大きな喜びが待っていた」、綾瀬はるかさん、長澤まさみさんら姉妹を演じた女優4人も「本当にうれしい」「この4人で姉妹ができてよかった」に口々に喜びを語った。

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 「海街diary」は、綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん演じる香田家の3姉妹(幸、佳乃、千佳)が、父の死をきっかけに異母妹の浅野すず(広瀬すずさん)と出会い、鎌倉で共に暮らす姿を描き、最優秀作品賞、最優秀監督賞のほか、最優秀撮影賞、最優秀照明賞にも選ばれ、最多4冠に輝いた。

 長女役の綾瀬さんは「本当にうれしいです。みんなで一つになって作ったものを多くの方に見ていただいたことが何よりありがたいと思います」と喜び、3女役の夏帆さんも「本当に本当にうれしいです。この作品がたくさんの方に届いた結果なのかなと思います。みんなでここに立てるのがすごくうれしい。これを糧にまた頑張りたい」と抱負を語った。    次女役の長澤さんも「同世代の女優さんと共演する機会はなかなか女優をやっていると少ない。上の3人は本当に同世代で、自分の未熟さも感じてすごく勉強になることもあった。お姉さん側から見ると、すずちゃんが日々成長している姿に、すごく自分もまた勇気をもらって、この4人で姉妹ができてよかった」とコメント。

 4女役の広瀬さんは「この空間にいるのが、鳥肌たちっぱなしなんですけど、『海街』で“家族”になれたことが、自分がこれからお芝居させていただく上で、すべてが財産になった。“お姉ちゃん”たちのような女優さんになれるようにこれから頑張ります」と意気込んでいた。

 ◇各賞は以下の通り(敬称略)

 最優秀作品賞「海街diary」▽最優秀監督賞:是枝裕和「海街diary」

 最優秀助演女優賞:黒木華「母と暮せば」▽最優秀助演男優賞:本木雅弘「日本のいちばん長い日」▽最優秀主演女優賞:安藤サクラ「百円の恋」▽最優秀主演男優賞:二宮和也「母と暮せば」

 最優秀外国作品賞「アメリカン・スナイパー」▽最優秀アニメーション作品賞:「バケモノの子」▽最優秀脚本賞:足立紳「百円の恋」▽最優秀音楽賞:サカナクション「バクマン。」

 最優秀美術賞:「海難1890」▽最優秀撮影賞:「海街diary」▽最優秀照明賞:「海街diary」▽最優秀録音賞:「海難1890」▽最優秀編集賞:「バクマン。」

 話題賞・作品部門:「バクマン。」(大根仁監督)▽話題賞・俳優部門:ももいろクローバーZ(「幕が上がる」)

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