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ドラマ「不機嫌な果実」第1話。(左から)橋本マナミさん、高梨臨さん、栗山千明さん、市原隼人さん=テレビ朝日提供
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ドラマ「不機嫌な果実」第1話。(左から)橋本マナミさん、高梨臨さん、栗山千明さん、市原隼人さん=テレビ朝日提供

注目ドラマ紹介:「不機嫌な果実」伝説の不倫ドラマ 栗山千明・市原隼人がドロドロの禁断愛

 林真理子さんの傑作不倫小説を栗山千明さん主演でドラマ化した「不機嫌な果実」(テレビ朝日系金曜午後11時15分)が29日、スタートする。栗山さん演じるマザコン夫に不満を抱える人妻が、市原隼人さん演じる情熱的な音楽評論家とのドロドロの不倫劇が繰り広げられる。

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 原作は、1996年に発表され、奔放な愛の描写が話題となり、97年には南果歩さん主演で映画、石田ゆり子さん主演でドラマと競作されたことも話題となった問題作。今回はヒロインの不倫を中心に、“禁断の愛”におぼれる6人の男女の群像劇が描かれる。栗山さん演じる水越麻也子は、結婚して5年を迎えるが、夫には相手にされず、仕事でも上司に軽んじられて、「私は損をしている」と不満を募らせる。その前に現れた市原隼人さん演じる音楽評論家、工藤通彦が一目で恋に落ち、人妻と知りながら熱烈に愛を求めていく……という展開。

 キャストでは、麻也子の夫で潔癖症の超マザコンの航一を「SMAP」の稲垣吾郎さんが、麻也子が独身時代から不倫関係にあり、人妻となって再会し、最初の不倫相手となる野村健吾を成宮寛貴さんが演じる。麻也子の友人では、不倫が原因で離婚し仕事に生きるが、実は麻也子には見せない“別の顔”を持つ竹田久美役で、「侍戦隊シンケンジャー」以来のテレ朝ドラマ出演となる高梨臨さん、結婚して子供もいながら主婦モデルとして活躍し、自由奔放に恋愛を楽しむ遠山玲子役で、「国民の愛人」の異名を取る橋本マナミさんが出演。NHK連続テレビ小説「あさが来た」の意地悪な姑役で話題となった萬田久子さんが今作でも息子の航一を溺愛し、麻也子を責め立てる姑、綾子を演じている。玲子にぞっこんのマイホームパパの夫・茂役で「相棒」の六角精児さん、麻也子にパワハラまがいの言動をする上司の弁護士、津久井哲也役で光石研さんらベテランが脇を固めている。脚本は「ごくせん」「1リットルの涙」の江頭美智留さんら、演出は「ファースト・クラス」の樹下直美さんらが担当する。

 第1話は、夫の航一(稲垣さん)から全く相手にされず、職場の弁護士事務所でも冷遇を受ける日々を送っていた麻也子(栗山さん)は、誕生日を迎え、航一から珍しく食事に誘われる。久々に夫の優しくされ、喜ぶ麻也子だったが、行く先は航一の実家で、そりが合わない姑・綾子(萬田さん)を交えた誕生会だった。さらに、麻也子は、“キープ”していたつもりだった浮気相手の弁護士・南田典雄から、若い女との結婚報告を受け、「私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ……」と確信する。そんな中、久美(高梨さん)が離婚の慰謝料を元手に開店したワインバーを、玲子(橋本さん)とともに訪れた麻也子は、店でピアノを演奏していた通彦(市原さん)にワインを引っかけてしまう。麻也子が差し出すクリーニング代を受け取らず、優雅に去って行く通彦。この出会いが2人の人生を大きく変えていく……というストーリー。

 昨今何かと不倫が話題となっており、今期のドラマでも“不倫もの”が目立つ中、19年ぶりに映像化される伝説の不倫ドラマ。会見で成宮さんも「本当にエッチなシーン、エロチックなシーンが多いので、どこまで行けるかなと、作っていくのが楽しい」と語るように、栗山さんらが繰り広げる濃厚な演技にも注目だ。    放送は29日から毎週金曜日午後11時15分(一部地域除く)。  

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