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小雪:「笑顔でいると物事は好転する」 「表現」テーマに子供たちに講義

 女優の小雪さんがこのほど、東京都内で行われた高級宝飾ブランド「ブルガリ」が支援する奨学金支援プログラム「カナエール」の特別ワークショップに、演出家の奈良橋陽子さんとともに登場。ワークショップは、6月に開催されるスピーチコンテストに向けた内容で、小雪さんは子供たちを前に「人前で表現すること」について講義した。「緊張すると早口になりやすいですが、自分が伝えたい心の声だけは目線をあげて人を見ながらゆっくり話してみるとより伝わります」と語り、「つらいと感じても頑張っていれば必ず道は開けてくるので夢を決して諦めないでほしいです。笑顔でいると物事は好転します」とエールを送った。

 「カナエール」は、児童養護施設からの進学を応援する奨学金支援プログラム。スピーチコンテストに出場すると30万円の一時金と、卒業まで毎月3万円の奨学金(返済不要)を受け取ることができる。スピーチ原稿を作ることで、これまでの経験や出会いが現在の夢につながっていることを自覚していくことが狙いという。

 ワークショップでは、小雪さんと奈良橋さんが、児童養護施設の子供たちにスピーチ原稿を直接指導した。最後に、小雪さんと奈良橋さんが子供たちにコメント入りのノートをプレゼントすると、感極まり涙を流した子供を小雪さんが優しく抱きしめる場面もあった。

 小雪さんはワークショップ終了後に「私自身も勇気をもらいました。大人になると夢って具体的に複数持つことは大変だと思います。しかし、夢を持つということが無限大にある子供たちを目の前にして、純粋にキラキラした目線でスピーチしている姿を見て心を打たれました」と笑顔。また「実際にこうやって17、18歳で突然独り立ちを強いられる子たちの方が、自分が将来何をやっていきたいかとか、社会に対する役割は何かとか、そういう人生に対しての問いかけを敏感に感じていると思います。実際に参加させていただいて逆にインスピレーションをいただきました。この活動はいろいろな人に広めていかないといけない」と話していた。

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