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俳優の佐藤健さんと女優の宮崎あおいさんが13日、名古屋市中区の商店街「大須商店街」で映画「世界から猫が消えたなら」(永井聡監督、14日公開)の公開記念イベントを行った。大須商店街のシンボルで、高さ2.2メートルの招き猫に、劇中に登場する猫「キャベツ」の姿をまねて“タオル”で頬かむりをさせていたが、その姿を見た佐藤さんは「可愛いですね」と喜んだが、「若干、工事現場的な雰囲気もありますが……」と苦笑いを見せた。
イベントは、巨大招き猫にあやかって同所で開催された。頬かむりは、この日だけの演出であることから、宮崎さんは「きょうだけなんですか? (公開日の)あしたもやっていただきたいですね」とおねだり。佐藤さんも「宮崎さんが、そう言っているのでなんとかお願いします」と同調していた。
2人の登場は事前に同映画のツイッターで告知されており、同商店街が老若男女に人気の場所であることから、幅広い世代の人々が集まった。2人が登場すると、集まった観客は大きな歓声と拍手で迎え、「キャー!」と悲鳴のような歓声も上がった。佐藤さんは「名古屋のみなさん、こんにちは!」と笑顔であいさつ。観客に「よく招き猫前で待ち合わせしてるって聞いたんですけど、正しいですか?」と問いかけたり、自宅で猫と犬のどちらを飼っているかを質問したりして、ファンとの交流を楽しみ、最後には「公開日前日に、僕ら名古屋でしか仕事をしないですから!」と劇場での鑑賞を呼びかけていた。
映画は、「電車男」「モテキ」などで知られる映画プロデューサーの川村元気さんが発表した小説が原作。余命わずかと宣告された郵便配達員(佐藤さん)が、自分と同じ姿をした悪魔と「大切なものを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をして、かつての恋人(宮崎さん)や親友、家族との絆を確かめていく姿を描く。