美しいキモノ：世界で1枚の手書き友禅を300万円で　購入権を3人にプレゼント

　きもの専門誌「美しいキモノ」（ハースト婦人画報社）夏号で、このほど、世界で1枚だけの手描き友禅の訪問着を300万円（税込み）でプレゼントする企画がスタートした。これまで、同誌の表紙で篠原涼子さん、滝川クリステルさん、賀来千香子さんが着た訪問着のデザインを元にした3枚の購入権を、抽選で各1人、計3人にプレゼントする。はがきと同誌の公式サイトで、応募を受け付けている。締め切りは8月19日当日消印、当日着信有効。

　企画は、今年、同誌がきもの界のトップブランド4社とコラボして開催している年間特別企画「SPECIALお誂（あつら）えBOX」の第2弾。

　今回の訪問着は、京都で460年以上、店を構える京友禅の老舗「千總（ちそう）」が制作。申し込みの際は、三つの柄から希望する一つの柄を選んで応募する。柄は、2008年に賀来さんが着た訪問着を元にした四季の草花などを配したデザインの「小袖写しコース」、14年春号で滝川さんが着た訪問着を元にした洋花の「アールヌーボーコース」、15年秋号で篠原さんが着た訪問着を元にした日本画を思わせる「和花日本画コース」がある。

　当選すると、着物の柄の大小や、配置、配色などを自分の好みや体形に合わせて変更でき、新たに図案が描かれて制作される。また同誌の編集者が、打ち合わせから同行し、京都で制作工程が見学できるほか、完成後に着用した姿が誌面で紹介され、図案もプレゼントされる。

　応募の詳細は、同号や同誌の公式サイトに掲載されている。