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映画「母 小林多喜二の母の物語」製作発表記者会見に出席した寺島しのぶさん
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映画「母 小林多喜二の母の物語」製作発表記者会見に出席した寺島しのぶさん

寺島しのぶ:エレガントな白ワンピで“憧れの母親”像を演じる意気込み

 女優の寺島しのぶさんが23日、東京都内で行われた主演映画「母 小林多喜二の母の物語」山田火砂子監督)の製作発表会見に出席。主人公のセキの20代から87歳までを演じる寺島さんは、個性的な強めのカールヘアで、袖口や襟元などに黒いパイピングが施された、白いひざ丈のワンピース姿。きらめく指輪やイヤリングを合わせたエレガントな装いに、黒のストラップパンプスを合わせていた。

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 映画は、三浦綾子さんの小説「母 小林多喜二の母の物語」(角川書店)が原作。「蟹工船」を書いた小林多喜二の母・セキの波乱の一生を描いている。会見にはセキの夫役の渡辺いっけいさん、多喜二役の塩谷瞬さんのほか、山口馬木也さん、水石亜飛夢さん、山田監督も出席した。寺島さんは演じるセキについて「表面上のものにとらわれずに中身を重視でいきたい」「セキさんになりきって(演じる)。こういう母親になりたいという憧れでしかない」と、難しい役への意気込みを語った。

 一方、3歳の息子を持つ母親としての自身は「怖いですね。ちっちゃいです。自己嫌悪の毎日で、本当に細かいことが気になりますし、子どもを怒っちゃった後も心が痛む、ダメなんですよ。子どもが3歳で母も3歳。大きなセキさんのような心になれれば」と笑顔。「欲はかかずに、元気に走り回って、いたずらもするけれど、元気なだけでいいじゃないかと思えるようになれればいいな」といい、息子の将来については「一人で自立した子になってほしい。自分で見極めて、自分で自分の道を見極めていける信念の持ち主になってくれれば」と目を細め、父・尾上菊五郎さんと同じ歌舞伎役者になるか聞かれると「本人次第です。私自身はそれほど思っていないんですよ。七夕のときは短冊に『魚屋さんになりたい』って書いてました」と明かしていた。映画は2017年1月中旬公開予定。

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