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女優の蒼井優さんが17日、東京都内で行われた映画「オーバー・フェンス」(山下敦弘監督)の初日舞台あいさつに登場した。蒼井さんは、口元には鮮やかな赤いリップ、黒いベロア調生地のロングワンピース姿で、シックな秋ファッションを披露。時おり輝く服全体に飾られた金色のビーズがエレガントな雰囲気だった。
映画は、小説家の佐藤泰志さんが、函館の職業訓練校での経験を基に執筆した小説が原作で、函館を舞台に描いた小説を映画化した「海炭市叙景」(2010年、熊切和嘉監督)、「そこのみにて光輝く」(14年、呉美保監督)に続く“函館3部作”の最終章にあたる。主人公・白岩(オダギリジョーさん)は家庭をかえりみず、妻に見限られて、故郷の函館に戻り、職業訓練校に通いながら怠惰な日々を送っていたが、ある日、生徒の代島(松田翔太さん)に連れ出されたキャバクラで会ったホステスの聡(蒼井さん)に次第に引かれ……というストーリー。
蒼井は同作について「私が何を好きで、何を好きではないのかを教えてくれた。こういう小さな幸せのお話が好きなんだな」と思い入れを明かし、主演のオダギリさんについては「もし自分が主演をやらせていただくことがあれば、こういう作品との距離感でいたいなと思えた」と語っていた。舞台あいさつには蒼井さんのほか、松田さん、北村有起哉さん、満島真之介さん、松澤匠さん、山下監督が出席。主演のオダギリさんはキューバで撮影中のため、サプライズでのメッセージと、宣伝スタッフの“オダギリジョーパネル”で登場した。