東京国際映画祭：佐々木希がシースルードレスで魅了　蒼井優、高梨臨らと美の競演　黒木華はあでやか着物で

　アジア最大級の映画祭「第29回東京国際映画祭（TIFF）」が25日、開幕し、六本木ヒルズアリーナ（東京都港区）で開かれたレッドカーペットイベントに、出品作品に出演する女優の佐々木希さん、蒼井優さん、高梨臨さん、橋本愛さん、安藤サクラさん、歌手でタレントの谷村奈南さん、映画祭のフェスティバルミューズを務める黒木華さんらが華やかなファッションで登場し、美の競演を繰り広げた。

　「アズミ・ハルコは行方不明」（松居大悟監督）に主演する蒼井さんはベージュのベロアのワンピース姿で、「種まく旅人～夢のつぎ木～」（佐々部清監督）に主演する高梨さんはウエスト部分が大きく開いたドット柄とプリーツスカートのドレス、「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」（朝原雄三監督）に出演する佐々木さんは美脚をチラ見せしたシースルーの黒いベアトップドレスで観客を魅了した。

　また橋本さんは、アシンメトリーなロングワンピースで登場。安藤さんは胸元が大きく開いたドレス、谷村さんは背中が大きく開いた黒いオールインワン、黒木さんは鶴があしらわれた朱の着物姿だった。そのほか女優の高畑充希さん、大野いとさん、稲森いずみさん、歌手の平原綾香さん、来日したメリル・ストリープさんらも華やかなファッションで登場し、注目された。

　TIFFは、1985年にスタートし、今年で29回目を迎えるアジア最大級の映画祭。今年のオープニング作品はストリープさんがソプラノ歌手を夢見る女性を、その夢を支える夫役をヒュー・グラントさんが演じる「マダム・フローレンス！　夢見るふたり」（スティーブン・フリアーズ監督）、クロージング作品は松山ケンイチさんが伝説の棋士、村山聖を演じた「聖（さとし）の青春」（森義隆監督）で、岩井俊二監督や細田守監督の特集上映も行われる。

　また歌舞伎俳優の尾上菊之助さんによる女方舞踊＆弁士・生演奏付き上映「歌舞伎座スペシャルナイト」や行定勲監督（日本）、ブリランテ・メンドーサ監督（フィリピン）、ソト・クォーリーカー監督（カンボジア）が一つのテーマの下にオムニバス映画を共同製作する「アジア・オムニバス映画製作シリーズ 『アジア三面鏡』」、青少年を対象・テーマとした新部門ユース部門（TIFFチルドレン／TIFFティーンズ）を設立、アニメイベント「TIFFアニ！！」 in 東京国際フォーラム、六本木ヒルズアリーナでの野外上映「東京国際映画祭 Cinema Arena」なども実施。映画祭全体の上映作品は203作品に上る。11月3日まで。