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田中道子:「ドクターX」出演 美しき“魔性の女”の正体とは?

 放送中の人気ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)で女優デビューを果たした田中道子さん(27)。主人公の天才フリーランス外科医・大門未知子の天敵の病院長、蛭間重勝の秘書で、表向きは蛭間に忠実に尽くす才色兼備な女性だが、裏では蛭間を手玉に取る“魔性の女”白水里果を演じている。役柄もさることながら、その美貌と抜群のスタイルで注目を集める田中さんに、3回にわたってインタビュー。第1回は、「ミス・ワールド2013」日本代表という輝かしい経歴も持つ田中さんに、これまでの歩みを聞いた。

 ◇芸能界は「遠い世界」

 私は静岡県出身で、浜名湖のそばで自然に囲まれて育ちました。大学は地元の学校に通って建築を学び、卒業後は建築士の資格を取るために専門の学校に入って、将来はその方面の仕事に就くつもりでいました。

 ところが建築士の資格を取った直後、23歳の10月に、今お世話になっているオスカープロモーションにスカウトされました。芸能界は「遠い世界」というイメージでしたが、事務所の方と話す中で、「このチャンスを逃したら、こういう機会はもう二度と巡ってこないかもしれない。一度チャレンジしてみたい」と思い、翌週には上京していました。

 ◇「ミス・ワールド」日本代表に

 事務所に所属してしばらくして、「ミス・ワールド」のお話をいただきました。日本代表に選ばれたときは、うれしかったですね。「ミス・ワールド」には芸能活動をしている方も多く出場されていたんですが、私はこれまで地方で建築の勉強ばかりやっていて、何も持っていなかったので評価されたことが自信につながりました。

 世界大会は、約1カ月にわたってインドネシアに滞在したのですが、通訳も立てず、すべてを一人でやらなくてはいけない環境で、度胸もつきましたし、それまでぬるま湯につかっていた自分をたたき直しました。

 また、各国のミスたちと触れ合うことで、大きな刺激を受けました。彼女たちは、他人と一切比べることなく、確固たる自分を持っている。自分を受け入れて、誇りを持つという姿勢は、今の仕事をする上でも必要なことですし、落ち込んだときなど、彼女たちを思い出して自分を奮い立たせています。

 それから、「ミス・ワールド」の日本代表に選ばれたことで、芸能界入りを反対していた両親も認めてくれました。説得できないまま家を飛び出して、それ以来、父とは一切連絡を取れない状態だったのですが、世界大会には両親と姉が応援に来てくれました。心強かったですし、約130カ国の中からベスト30に選ばれたときには、家族がとても喜んでくれました。

 ◇モデルとして活躍

 日本に戻ってからは、モデルとして活動を始めました。もともとファッションに興味もあってモデルの仕事にはあこがれがありましたが、現場では戸惑うことも。10代から仕事をしている方が多い中、自分はキャリアのスタートが遅かったこともあって、引け目やプレッシャーを感じることもありました。

 それでも、それをバネに、雑誌でいろいろなポージングを研究したり、ファッションブランドの勉強をしたりと、何とか追いつこうと努力してきました。今でも難しいと感じることは多いですが、自分がずっと読んできた雑誌に出られたときは、素直にうれしいですね。とくに以前から愛読していた「Oggi」(小学館)で巻頭の美容タイアップページに登場できたときは感動しました。表紙をめくると、自分の顔がアップで掲載されていて、とてもうれしかったことを覚えています。

 こうして約2年にわたって、モデルのお仕事をしてきたわけですが、10月に「ドクターX」で女優デビューを果たしました。もともと事務所に所属してからずっと演技のレッスンを受けていたのですが、ちょうど演技への興味が高まっていたときにお話をいただいて、今年の3月に「女優宣言」会見をさせていただきました。今後は、モデルのお仕事と並行しつつ、演技の仕事にも力を入れていきたいと思っています。

 第2回は、「ドクターX」の撮影の舞台裏について語る。

 <プロフィル>

 たなか・みちこ 1989年8月24日生まれ。静岡県出身。身長172センチ。モデルとしてファッションイベントや女性ファッション誌などで活躍。3月には 「2016女優宣言お披露目記者発表会」で“女優宣言”をしていた。

 *「ドクターX」……天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩く天才外科医・大門未知子(米倉涼子さん)を通して医療現場を描いた人気ドラマ。今回は2014年の第3シリーズ以来、2年ぶりの連続ドラマとなる第4シリーズで、未知子が宿敵・蛭間(西田敏行さん)率いる国内最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台に新たな戦いに挑む。

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