映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の来日記者会見に登場した(左から)トム・クルーズさん、池松壮亮さん、エドワード・ズウィック監督
米俳優トム・クルーズさんが8日、東京都内で行われた主演映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の来日記者会見にエドワード・ズウィック監督とともに出席した。会見には、特別ゲストとして、クルーズさんの主演映画「ラストサムライ」(2003年)で共演した池松壮亮さんも登場。同作のメガホンをとったズウィック監督を含め、3人は約13年ぶりの再会を喜んだ。
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ステージに登壇した池松さんは、2人に「トム」という名称の日本酒をプレゼント。久しぶりの再会に、ズウィック監督が「池松さんはあれ以来、素晴らしい作品にたくさん出ているということを聞いている」と話すと、クルーズさんは「でも驚きません。素晴らしい俳優になっていると思っていたから。本当にあのころから素晴らしい演技をしていた」と絶賛し、池松さんを恐縮させていた。
さらに当時のエピソードとして、ズウィック監督は池松さん演じた少年にクルーズさん演じた主人公が「さよなら」を告げるシーンを挙げ、「どんなベテランの役者でも非常に難しいシーンでありながら、まだ若かった(当時13歳の)池松さんに芝居をしていただかなければいけなかった、ファーストテークで」と振り返り、クルーズさんが「しかも直前にそのシナリオを書いたんです。(池松さん)覚えてる?」と聞くと、池松さんは「覚えていないです」と苦笑い。クルーズさんを大笑いさせていた。
同作で映画デビューを果たした池松さんは「あのころは俳優になると思っていなかった。2人に出会ってなかったら(福岡から)東京にも出てきてないので、2人に出会ったことで、僕の人生が変わった」と明かし、「ずっと指標というか、2人のお陰でまだまだ(俳優を)やれそう」と感謝の言葉を述べていた。
映画は、クルーズさん主演作「アウトロー」の続編で、クルーズさんが演じる元米軍エリート秘密捜査官にして己の正義のためにはルールは問わない“アウトロー”な一匹狼、ジャック・リーチャーの活躍を描く。元同僚のターナーがスパイ容疑で逮捕され、ジャックは軍内部での不審な動きに気付き、かつての部下を殺害する真犯人を暴くため動き出すが、ジャック自身も陰謀に巻き込まれる……というストーリー。11日公開。
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