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トリンプの世相反映ブラ「ファーストウーマンブラ」を披露した松山亜耶さん(左)と静麻波さん
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トリンプの世相反映ブラ「ファーストウーマンブラ」を披露した松山亜耶さん(左)と静麻波さん

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トリンプ:世相反映「ファーストウーマンブラ」制作秘話 ゴールドの和紙やシリコンカップに込めた思い

 女性用下着メーカー「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」がこのほど、世相を反映したブラジャーの最新作「ファーストウーマンブラ」(非売品)を発表した。同社は、1987年から時流や話題をテーマに、オリジナリティーあふれるデザインのブラジャーを制作しているが、今回は初の女性都知事や五輪史上初の女子個人種目4連覇を成し遂げたアスリートなど、さまざまな分野で先陣を切って時代を切り開く女性の活躍に着目したという。PR担当の河村麻美さんに、世相反映の難しさなど、制作秘話を聞いた。

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 同社は、87年からその時の時流に乗ったオリジナルデザインのブラジャー「世相反映ブラ」を発表してニュースに取り上げられるなど話題を呼んできた。過去には「おもてなしコンパクトブラ」「“ブラノミクス”ブラ」「女性維新ブラ」「仲良し姉妹ブラ」などユニークなブラジャーを発表している。新作の世相反映ブラは、前回発表した「輝き女子ブラ」のお披露目直後の5月から取りかかり、テーマ決定までには約3カ月かかったという。

 「ちょうどオリンピックで女性アスリートの活躍がめざましかった」ということがきっかけでテーマを決定し、その直後に小池百合子都知事の当選が決まったことが「追い風」となった。一方、初の女性大統領の期待がかかったヒラリー・クリントンさんの落選については「特定の人物に注目して決定しているわけではない」が、「ヒラリーさんが米大統領に決まれば、より強いメッセージになるという期待はあった」と明かす。

 今回のブラジャーは、「女性の強くしなやかな心を表現」するため、強度と紙特有の柔らかさを持ったゴールドの和紙素材で作られており、その上から、ガラスのような輝きを持つ特殊なシリコンのカップをかぶせて、「女性の活躍を阻む見えないガラスの天井」をイメージした。また、バストの中央には運命を切り開く鍵モチーフ、両肩には高く飛翔する姿をイメージした真っ白な羽根をプラス。胸元に入れるパッドは情熱の炎をかたどっており、背中のホック部分には女性たちを後押しする両手のアップリケが添えられている。

 ブラジャーを着用した「2017 トリンプ・イメージガール」の松山亜耶さんは「ゴールドのブラとシリコンカップの2層構造で、すごく豪華だなと思いました」と笑顔で語った。静麻波さんは「和紙がすごく軽くて快適な着け心地です」と話す。2人にとっての活躍を阻む“ガラスの天井”を聞くと、松山さんは「トークがあまり得意じゃないので、もっとうまくなれるように来年は頑張りたいと思います」と苦笑、静さんは「すごく緊張してしまって顔がこわばってしまうので、来年は自然な笑顔ができれば」と語った。

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