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2017年オススメ映画・邦画実写編:「3月のライオン」「ジョジョ」…人気マンガが続々実写化 キムタク主演「無限の住人」も

 2016年は「ちはやふる」や「僕だけがいない街」「アイアムアヒーロー」など、人気マンガを実写化した映画が続々と公開され話題を集めた。17年も木村拓哉さん主演の「無限の住人」や山崎賢人さん主演の「ジョジョの奇妙な冒険」など数多くの注目作が控えており、“マンガ実写化”の流れは今後もしばらく続きそうだ。17年に公開される邦画のオススメの実写化作品をピックアップして紹介する。

 ◇前半から話題作が続々登場 “大本命”は「3月のライオン」? キムタク主演作も

 今年も人気マンガの実写化作品が続々登場。まず2月には、小林立さんの人気マージャンマンガが原作で、浜辺美波さんが主演を務める「咲-Saki-」(小沼雄一監督、2月3日公開)が公開される。浜辺さんが主人公・宮永咲を演じるほか、「SUPER☆GiRLS」の浅川梨奈さんがライバルで盟友の原村和(のどか)を演じ、「私立恵比寿中学」の廣田あいかさん、武田玲奈さん、永尾まりやさん、岡本夏美さんらが出演する。

 3月に入ると、羽海野(うみの)チカさんの人気将棋マンガが原作でテレビアニメも放送中の「3月のライオン」が登場。神木隆之介さんが主人公の桐山零役を演じる注目作で、3月18日に前編、4月22日に後編の2部作で公開。零の義姉の幸田香子役で有村架純さん、二海堂晴信役で染谷将太さんが出演し、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとる。同作は11年に「第4回マンガ大賞2011」と「第35回講談社漫画賞」、14年には「第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞するなど将棋ファンのみならず幅広い層に人気の原作だけに、17年公開の実写映画の中でも“本命”と言えそうだ。

 また、4月には、木村さん主演で沙村広明さんの人気マンガを実写化した「無限の住人」(三池崇史監督、4月29日公開)も登場する。謎の剣客集団・逸刀流に両親を殺された少女・凜が敵討ちを決意し、伝説の人斬りで不死身の男・万次に用心棒を依頼。亡き妹に似ている凜を見て、万次はしぶしぶ依頼を受ける……というストーリーで、万次を木村さん、凜を杉咲花さんが演じる。美女剣士役の栗山千明さんがトレードマークの黒髪を封印して金髪姿を披露しているほか戸田恵梨香さんが本格アクションに初挑戦していることなどにも注目したい。

 ◇「ジャンプ」系が登場 話題作「ジョジョの奇妙な冒険」も

 7月公開予定の俳優の小栗旬さん主演の「銀魂(ぎんたま)」(福田雄一監督)も注目度の高い一作だ。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で04年から連載されている空知英秋さんのマンガが原作で、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、万事(よろず)屋を営む銀髪の侍・坂田銀時(小栗さん)らが難題を解決する姿を描くSF時代劇コメディー。銀時が営む万事屋で働く志村新八役で菅田将暉さん、神楽役で橋本環奈さんも出演する。橋本さんのオレンジ色の髪に青い瞳、体にぴったりしたチャイナ服姿や、菅田さんの“超地味”なメガネ姿もお披露目されており、映画化発表から大きな話題となっている。

 さらに8月には、注目度では“本命”というべき一作の、荒木飛呂彦さんの人気マンガを実写化した「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章」(三池監督、8月4日公開)が登場。こちらも原作は「ジャンプ」の人気マンガ。ジョースター家と個性的な悪人たちとの数世代にわたる戦いを描いた壮大なストーリーが特徴で、独特の擬音を用いた表現や立ちポーズも人気だ。映画はシリーズの第4部「ダイヤモンドは砕けない」を基に、東宝とワーナー ブラザース ジャパンの共同製作・配給作品として実写化。主人公・東方仗助を山崎さん、仗助の同級生・広瀬康一を神木さんが務めるほか、小松菜奈さん、岡田将生さん、山田孝之さんも出演するなど、豪華な顔ぶれがそろい、期待が高まる。ただ、作品の肝である異能力「スタンド」の表現や独特の世界観が実写化においては高いハードルでもあり、そのあたりの再現度が賛否を呼びそうだ。

 このほか夏には、窪田正孝さんが主演を務める「東京喰種トーキョーグール」(萩原健太郎監督)も公開を控える。原作は石田スイさんの人気マンガで、現在は新章「東京喰種トーキョーグール:re」が「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中。人肉を食らう怪人・喰種(グール)をテーマにした作品で、窪田さんのほか、蒼井優さん、大泉洋さんらが出演する。

 12月には、荒川弘さんが01~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載していた人気マンガの実写映画「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(曽利文彦監督)が公開される。「Hey!Say!JUMP」の山田涼介さんが主人公の“鋼の錬金術師”エドワード・エルリック役を演じ、ヒロインのウィンリィ役で本田翼さん、マスタング大佐役でディーン・フジオカさんが出演。原作の世界観を追求するため、街の建物などにかつて実際に錬金術師が存在した名残があるイタリアでの撮影を行い、曽利監督も「撮るべきものは撮れました」と自信を見せている。

 このほか、俳優の中川大志さんが女優の平祐奈さんとダブル主演する「ReLIFE」(古澤健監督、4月15日公開)や、中条あやみさん主演で音楽に懸ける高校生たちの“片思いだらけ”の恋愛を描いたマンガの実写映画「覆面系ノイズ」(三木康一郎監督、17年秋公開)なども公開を控えている。17年も“マンガ実写化”旋風はやみそうにない。

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