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女優の綾瀬はるかさんの主演映画「本能寺ホテル」(鈴木雅之監督)が14日、公開される。綾瀬さん演じる繭子が戦国時代へとタイムスリップし、着物姿の男たちの中で一人白いニット姿でいるギャップや、着物姿に装いを変えて織田信長(堤真一さん)を遊びに誘うシーンにキュートな魅力を感じる。
映画は、2011年に公開されヒットを記録した映画「プリンセス・トヨトミ」のキャスト&スタッフが再集結し製作された歴史ミステリー。倉本繭子(綾瀬さん)がふとしたきっかけで泊まることになった京都の路地裏にある「本能寺ホテル」は、戦国時代へとつながっており、信長(堤さん)や従者の森蘭丸(濱田岳さん)と出会い交流を深めるが、やがて迷い込んだ当日が「本能寺の変」の前日であることに気づき……というストーリー。ホテルの支配人役で風間杜夫さん、明智光秀役で高嶋政宏さんらが出演している。
現代人の女性が戦国時代へとタイムスリップした物語が繰り広げられるだけに、洋服姿と着物姿で趣の異なる可愛らしさを見せてくれる繭子を演じる綾瀬さんには、思わず見とれてしまう。ニットを着ているときはもちろん、特に着物姿で笑顔見せる綾瀬さんの姿は、ピュアさが際立っている。本能寺の変という日本人のロマン心をくすぐる設定だけに、その結果を知っている繭子の決断と行動とは……。映画内で繭子にも言われているが、濱田さん演じる蘭丸はイメージとは違うがどこかしっくりきた。14日からTOHOシネマズ六本木(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)