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“花の98年組”や”奇跡の世代”と呼ばれる(左から)平祐奈さん、広瀬すずさん、中川大志さん
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“花の98年組”や”奇跡の世代”と呼ばれる(左から)平祐奈さん、広瀬すずさん、中川大志さん

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花の98年組:高校卒業で飛躍の時 広瀬すず、橋本環奈に続く逸材は…

 映画「ちはやふる」「怒り」で「第40回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞と優秀助演女優賞をダブル受賞した広瀬すずさん、「セーラー服と機関銃-卒業-」の演技に同新人俳優賞が贈られた橋本環奈さんを筆頭に、“逸材”がそろうことから“花の98年組”や“奇跡の世代”などと呼ばれているのが、1998年4月~99年3月生まれの芸能人だ。そんな逸材たちがこの春、高校卒業という転機を迎え、新たな一歩を踏み出そうとしている。ここでは“トップランナー”の広瀬さん、橋本さんに続き今後、大きく飛躍するであろう女優や俳優、アイドル、CM美少女を紹介する。

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 ◇広瀬すずと女優ツートップを形成するのは?

 広瀬さんとともに同世代の“女優ツートップ”を形成するのは果たして誰なのか? 橋本さん以外に候補として挙げられるのが、今年6本の出演作品が劇場公開され、“2017年のニューヒロイン”との呼び声も高い平祐奈さんだ。広瀬さんが高校卒業後は進学せず、女優業に専念するのに対し、平さんは大学に通いながら仕事を続けると発表している。学業との両立もしっかりできそうな明るく天真らんまんなキャラクターも魅力で、ここ最近は美しさにも磨きがかかり、まさに“ニューヒロイン”の名に恥じない活躍が期待できそうだ。

 同じく大学進学組として注目を集めるのが、今秋から放送されるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「わろてんか」でヒロイン役に抜てきされた葵わかなさん。朝ドラヒロインのオーディションは「わろてんか」が3度目の挑戦だったといい、候補者2378人の中から主役の座を射止めた。制作統括の後藤高久チーフ・プロデューサー(CP)は「プロデューサーは『この人しかいないと思った』と言いがちだが、それ以上に的確な言葉が見つからない。伸びしろがものすごく大きいと感じた」と期待を寄せる。

 また「大穴」と言ったら語弊がありそうだが、恒松祐里(つねまつ・ゆり)さんもこの世代の期待の若手女優だ。子役出身で数々のドラマ・映画に出演し、「くちびるに歌を」では葵さん、「ハルチカ」では橋本さん、「サクラダリセット」では平さんと、同い年の女優と共演を果たしている。射抜くような“目ヂカラ”を持っており、「トウキョウソナタ」などで知られる黒沢清監督の最新作「散歩する侵略者」にも出演が決定。黒沢監督も「末恐ろしい女優」と演技を絶賛している。

 ◇新たなチャレンジに意欲を燃やす唯一の“10代主演級俳優”

 2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で豊臣秀頼を演じ、今年に入り「きょうのキラ君」「ReLIFE」と映画主演作が立て続けに公開されるなど、活躍の場を広げている中川大志さんも“花の98年組”“奇跡の世代”の若手俳優の一人。若手俳優と聞いて、山崎賢人さんや菅田将暉さん、野村周平さん、竹内涼真さんらの名前を思い浮かべる人も多いと思うが、彼らはいずれも20代前半。中川さんは唯一の“10代主演級俳優”で、希少価値も高い。

 中川さん自身も以前に「現役の高校生として、等身大で学生を演じられるのが武器だと思っていた」と語るなど、現在は学園青春ものへの出演が中心になっているが、この春からは大学などに進学せず「仕事一本」でやっていくことを表明し、「(視聴者に)共感を得られないような、悪役や狂気的な役もやってみたい」と明かすなど、新たなチャレンジに意欲を燃やしている。

 ◇声優としても活躍する“まいんちゃん”に坂道グループの美少女…

 09~13年に放送された番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(NHK・Eテレ)で“まいんちゃん”として人気を集め、アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」で声優を務める福原遥さんもこの世代。福原さんは4月20~23日に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で上映予定の「女々演」で映画初主演することが明らかになっている。またアイドルに目を向ければ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さんや「欅坂46」が長濱ねるさん、織田奈那さんといった次世代を担う美少女がいる。

 さらに先日発表された新non-noモデルには、この世代から「ポカリスエットゼリー」「Cygames」の“CM美少女”山田愛奈さん、「欅坂46」の“クールビューティー”渡邉理佐さんが抜てきされている。彼女たちの次なる動向にも注目だ。

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