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ドラマ「ヒロシマ8.6ドラマ ふたりのキャンバス」の会見に出席した小芝風花さん 写真/倉本雅史
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ドラマ「ヒロシマ8.6ドラマ ふたりのキャンバス」の会見に出席した小芝風花さん 写真/倉本雅史

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小芝風花:ドラマ初主演 「原爆の絵」取り組む高校生役「慎重に演じたい」

 女優の小芝風花さんが、今夏放送予定のNHKのドラマ「ヒロシマ8.6ドラマ ふたりのキャンバス」で主演を務めることになり、19日、NHK広島放送局(広島市中区)で行われた会見に出席した。被爆体験証言者の記憶にある印象的な場面を描く「原爆の絵」に取り組む高校生の姿を描く作品で、小芝さんは主人公の高校生・里保を演じる。小芝さんはこれがドラマ初主演。

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 実際に基町高校(広島市中区)で10年前から行われている「原爆の絵」の取り組みを題材にしたドラマで、広島市の高校の美術コースに通う里保(小芝さん)は、憧れのクラスメート・奏美(中村ゆりかさん)が、「原爆の絵」に取り組むと聞き、自分も参加することにする。「原爆の絵」は被爆体験証言者の記憶に焼き付いている場面を聞き取り、何度も打ち合わせを重ねて1枚の油絵を仕上げていくもので、作業は1年にも及ぶ。被爆体験者の雄造(近藤正臣さん)の担当になった里保は、雄造から「原爆の落ちた日、家族を失い、燃える家をぼうぜんと見ていた光景を描いてほしい」と言われ、戸惑いながら対話を重ねる……という内容。

 会見に出席した小芝さんは「基町高校で実際にこういった取り組みを行っていると知り、とても驚いたのと同時に、今までこの取り組みに参加した皆さんの気持ちや思いを少しでも取りこぼさないように慎重に演じたいなと思いました」と語り、「原爆を経験していない高校生たちが、どう受け取り、感じ、絵を完成させるのか、そして被爆者の方と向き合う事で、周りの人との関係性がどう変わるのかなど、精いっぱい伝えられるよう頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 この日の会見では16日に20歳の誕生日を迎えた小芝さんをケーキで祝うサプライズも用意され、小芝さんは手で「20」を作って写真撮影に応じてみせた。

 ドラマは今夏、NHK総合で中国地方向けに放送予定。

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