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映画「追憶」のワンシーン (C)2017映画「追憶」製作委員会
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映画「追憶」のワンシーン (C)2017映画「追憶」製作委員会

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今週シネマ:3、6日公開の映画「追憶」「ラストコップ THE MOVIE」…話題作が続々

 今週に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。3日には、2016年に放送された連続ドラマ「THE LAST COP/ラストコップ」(日本テレビ系)の劇場版「ラストコップ THE MOVIE」(猪股隆一監督)が公開。6日には、人気グループ「V6」の岡田准一さんの主演作「追憶」(降旗康男監督)が公開される。

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 「追憶」は、降旗監督とは「憑神」(2007年)以来10年ぶりのタッグとなる、木村大作さんが撮影を担当していることも話題のヒューマンサスペンス。過去のある出来事をきっかけに、決して会わないと誓い合った岡田さん演じる主人公の男と、小栗旬さん、柄本佑さん扮(ふん)する幼なじみの親友3人の皮肉な運命を描く。ヒロインを安藤サクラさんが演じ、吉岡秀隆さん、長澤まさみさん、木村文乃さんらも出演。俳優からにじみ出てくるものを大切にする降旗監督の演出と、日本海に沈む夕日や波立つ海といった木村さんならではの映像にポップさはないものの、老若男女に幅広く支持される岡田さん、小栗さん、柄本さんら出演者の絶妙な化学反応が発生し、重厚でありながら叙情的、懐かしさも感じさせる作品に仕上がっている。

 「ラストコップ」は、30年の昏睡(こんすい)状態から目覚めた熱血刑事・京極浩介(唐沢寿明さん)と、草食系刑事・望月亮太(窪田正孝さん)の凸凹コンビが騒動を繰り広げながら事件解決に挑む刑事ドラマ。劇場版は、2人が最新鋭の人工知能が巻き起こす大事件に立ち向かう……という内容。刑事ものでありながら、随所に盛り込まれたハチャメチャな設定やシーンで笑わせてくれる。独特の世界観は劇場版でも健在で、アクションシーンはカッコよく、それでいてシリアスな展開には、ドラマ版から見ている人なら、きっと涙腺を刺激されてしまうはず。当初は昭和感が満載の京極と、平成生まれの亮太による感覚のずれもあったが、次第に相棒として信頼関係を深めてきた2人の姿は感慨深く、クライマックスも必見だ。

 そのほか6日には、真島ヒロさんの人気マンガ「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」の劇場版アニメで、真島さんが描き下ろした約200ページにもおよぶネーム(マンガの下書き)を基に作られたオリジナルストーリーが楽しめる「劇場版FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」(南川達馬監督)が公開される。

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