注目ドラマ紹介：「あいの結婚相談所」　山崎育三郎が歌って踊る“婚活ミステリー”

　俳優の山崎育三郎さんが初主演する連続ドラマ「あいの結婚相談所」（テレビ朝日系）が28日からスタートする。山崎さんが演じる、動物行動学の元准教授で、成婚率100％を誇る結婚相談所の所長・藍野真伍が、華麗な歌とダンスでワケあり相談者の結婚を演出していく“婚活ミステリー”だ。ヒロイン役は高梨臨さんで、初回は加藤晴彦さん、市川由衣さん、小沢真珠さんがゲスト出演する。

　ドラマは2010～16年に「ビッグコミックオリジナル増刊号」（小学館）で連載された矢樹純さん原作、加藤山羊さん作画のマンガが原作。藍野が所長を務める「あいの結婚相談所」は、入会金200万円を支払えば条件にピッタリの相手を探し出し、必ず結婚へと導いてくれるという結婚相談所。藍野は「婚約が成立するまで、相手と直接会ってはならない」というルールを設け、動物行動学の研究を生かした独自のカウンセリングで、ワケあり男女たちを結婚に導いていく……。

　藍野は、何かにつけて動物や昆虫の生態を例に、依頼者とお相手の性格や心理を分析し、時には「言葉を選ばずに言うと……」と依頼者たちの触れてほしくない部分にまで切り込んでいく“毒舌ヒーロー”。また、あいの結婚相談所にはなぜかピアノがあり、藍野が自ら弾き語りで曲を披露したり、華麗なダンスとともに結婚を夢見る相談者の前で高らかに歌い上げるといったシーンも用意される。

　高梨さんは藍野のアシスタントのシスターエリザベス／猪田花子を演じ、鹿賀丈史さん、前田美波里さん、中尾暢樹さん、山賀琴子さん、準レギュラーで中村アンさんも出演。毎週、相談者役で個性豊かなゲストが出演する。

　28日の初回は、「あいの結婚相談所」を一流証券会社の社員・横田（加藤さん）が訪れ、後日、藍野はシスター（高梨さん）とともに横田をある山中のロッジへと連れて行く。藍野はお相手の条件が一緒に草木を手入れしてくれる人だと告げると横田の世話をシスターに任せ、さっさと野鳥を探しに出かけてしまうが、横田は喜んで労働に励む。

　その後、藍野が現れ、ようやく横田をお相手の女性・瑞絵（市川さん）に会わせるというが、パソコン動画を通じての会話のみ。それでも、パソコンでの初対面でいい雰囲気になり、横田はその日のうちに瑞絵にプロポーズする。しかし、藍野は何か裏があると直感。事務所のメンバーに横田の周辺を調べるよう指示。横田の意外な真実が明らかになっていき、その後、なぜか横田はプロポーズを取り消したいと言い出し……。

　ドラマは28日から毎週金曜午後11時15分（一部地域を除く）放送。