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女優の武井咲さんが主演を務める連続ドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が14日、15分拡大版で放送され、平均視聴率は13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。主人公の“最強の悪女”原口元子を演じた武井さんが、放送期間中に結婚したこともあり、注目度はさらに高まり、自己最高だった。
ドラマは、1978~80年に週刊誌「週刊新潮」(新潮社)で連載された同名の小説が原作。派遣社員として勤めていた銀行から1億8000万円を横領した原口元子が、その金と借名口座のリストを記した“黒革の手帖”を盾に東京・銀座に自身のクラブ「カルネ」をオープンさせ、夜の世界でさらにのし上がろうとする……というストーリー。
最終話は、銀座での地位などすべてを失い、どん底まで転落した元子が、クラブ「カルネ」を取り返すため、安島富夫(江口洋介さん)から渡された封筒を手に、政財界のドン、長谷川庄治(伊東四朗さん)と会う約束をもう一度、取り付ける。元子の度胸に感服した長谷川は、元子の要求を受け入れる。元子は橋田常雄(高嶋政伸さん)や岩村叡子(真矢ミキさん)に連絡を取り、「カルネ」のママとして再出発することを報告するが……という展開だった。