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有村架純:“禁断愛”ヒロインは「苦しくつらかった…」 松本潤は「忘れられない作品に」

 女優の有村架純さんが7日、東京都内で行われた映画「ナラタージュ」(行定勲監督)の初日舞台あいさつに登場。主演の松本潤さん演じる高校教師・葉山の元生徒で、葉山と決して許されない“究極の愛”に落ちていくヒロイン・泉を演じた有村さんは、「(撮影)当時の話をすると、どうしても(そのときの気持ちを)思い出してしまって。『ああ……』って。苦しかったな、つらかったなとか思う」と吐露しつつ、「(これまで)正統派の役が多かった中で、このような作品の色や役柄は初めてで、選んでいただいたことはうれしかったですし、光栄に思っています」と笑顔を見せた。

 松本さんは、同作について「忘れられない作品になりました」と感慨深げに切り出し、「今まで自分が表現してきた方法とは違う表現の仕方というのを今回勉強させていただきました。今後自分が何かを表現するときに、こういうやり方もあるんだ、と広げてもらった」と充実した表情でコメント。また、泉を好きになるが嫉妬にさいなまれる小野役を演じた坂口健太郎さんは「台本を読んだとき、これは一筋縄じゃいかない役だなと思った」と感想を明かし、「じとーっとした恋愛の形はあるけど、どこかで、なんとなく小野くんの気持ちがわかる部分はあった」と役への思いを語った。

 舞台あいさつには松本さん、有村さん、坂口さん、大西礼芳さん、古舘佑太郎さん、行定監督が出席した。

 「ナラタージュ」は、島本理生さんが20歳の時に執筆した同名恋愛小説(2005年、角川書店)が原作。大学2年生の工藤泉のもとに、高校時代に恋心を抱いて今は忘れようとしていた母校の教師・葉山貴司から電話がかかってくる。葉山は、泉が高校時代に所属していた演劇部の卒業公演に参加してくれないかと誘う。1年ぶりに再会した葉山と泉だったが、泉は卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸に抑えていた気持ちが募り、葉山も複雑な感情を抱えていたところ、大きな事件が起こり……というストーリー。

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