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女優の綾瀬はるかさんが13日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた同局の大河ファンタジードラマ「精霊の守り人~最終章~」の会見に出席。主人公の女用心棒バルサを演じている綾瀬さんは、タルシュ帝国の第2王子・ラウル役の高良健吾さんを最終回で「殴ったりする」といい、「“戦う”っていうよりも“気づけ!”っていう、違う気持ちの、新しい感じの戦い方。アクションって気持ちで全然違う戦い方になるんだって」としみじみ。一方で、高良さんが同シーンについて「ネタバレになっちゃうから……」と口ごもると、綾瀬さんは「(内容を)言っちゃいました……」と可愛くつぶやき、周囲をほっこりさせた。
さらに綾瀬さんは、高良さんが“泥んこ”になっていることをバラしてしまい、タルシュ帝国の軍人・ヒュウゴ役の鈴木亮平さんから、「泥んことか言って大丈夫?」と突っ込まれる一幕も。綾瀬さんはここでも「ダメでした」と可愛らしく反省し、高良さんは「そういう気持ちでした」と綾瀬さんの発言をフォローしていた。会見には原作者の上橋菜穂子さんも出席した。
「精霊の守り人」は、「鹿の王」で第12回本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説「守り人」シリーズが原作。短槍(たんそう)使いの女用心棒バルサと、この世と重なって存在する異世界の水の精霊ニュンガ・ロ・イムの卵を宿したため、命を狙われるようになった新ヨゴ皇国の皇子チャグムとの冒険を描くファンタジー。2007年には「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズなどで知られる神山健治監督によりテレビアニメ化もされた。
ドラマは、大河ドラマで培ったノウハウと最新の映像技術を駆使し、全編4Kで制作。2016年3月にスタートし、17年1月にシーズン2の「悲しき破壊神」を放送。シーズン3となる「最終章」は、再び共に旅することになったバルサとチャグムだったが、バルサは、カンバル王国の奥深く潜んでいた陰謀を暴いていき、チャグムも新ヨゴ国を狙うタルシュ帝国の攻撃に立ち上がる……という内容。NHK総合で25日から毎週土曜午後9時に放送される。