女性ファッション誌「steady.」2月号(宝島社)の表紙
新しい年を迎え、今年のファッショントレンドが気になる時期。働く女性のマーケティング雑誌として10万部以上を売り上げる「steady.(ステディ.)」(宝島社)の橋爪尚子編集長に、今年の注目のアイテムや着こなし方などを聞いた。
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◇ボリューム袖やオフショルがビジネスシーンに 注目カラーはピンク
昨年、モデルや女優が公の場でこぞって着たのが、ボリュームスリーブや、肩を見せるオフショルダー、シースルーやレースなどの「肌見せ」アイテムだった。
橋爪編集長は、今年はそのボリュームスリーブやオフショルダーに「進化」を感じている。両アイテムとも、昨年はプライベートで着るデザインが主流だったが、今年は「“働く大人女子”にも取り入れやすい(袖の)ボリューム感や、そこまで露出していないオフショルダー」に進化するといい、オフィスやビジネスシーンまで活躍の幅が広がりそうだ。さらに「肌見せ」も引き続き、注目ワードになるという。
ほかにトップスでは「刺しゅうトップス」や、「ウエストマークデザイン」「重ね着用のビスチェ」、ボトムスでは「ギンガムチェックなどの柄スカート」「ハイウエストパンツ」、アクセサリーでは「カラーストーンやシルバーの大ぶりアクセサリー」が注目アイテムに上った。また流行色では「ピンク」が筆頭格。「大人っぽく取り入れる」のがポイントで「ラベンダー」も注目カラーだ。
◇編集長が個人的に買いたいものは…
流行とは別に、橋爪編集長が個人的に買いたいアイテムはなんだろうか。聞くと「ジャケットとショートパンツのセットアップ」が挙がった。「夏にTシャツを合わせるだけでコーデできるようなもの。中をあえてタンクトップにしても可愛いかもしれません。足元は靴下を合わせたサンダルか、またはショートブーツ。“少年感”のあるようなものがほしいですね」と“華やか上品シンプル”から、さらに一歩進んだ着こなし案を明かした。
さらに「ドットのアイテムを見るとキュンとする」といい、「2017年までは、白×黒などのベーシックなドットだけでしたが、今年の春夏は赤のドットなども(アイテムが出ているので)可愛いと思っています」と、ドットにも華やかな波がやってくるようだ。
<プロフィル> はしづめ・なおこ。山梨県出身。大学卒業後、鉄鋼メーカーで営業事務を経た後、編集人生をスタート。宝島社へ転職後は「steady.」編集部で“OL研究”に没頭。2015年7月から現職。
*「steady.」……2006年創刊。30歳前後の働く女性をターゲットに通勤服、仕事、恋愛といった“働く女子”の今知りたい情報を徹底調査し、お悩みを解決するマーケティング雑誌。毎号実施している「読者1000人大調査」企画が好評を得ている。
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