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男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」に所属する小林豊さんが、東海エリアで放送されているメ~テレ(名古屋市中区)の連続ドラマ「名古屋行き最終列車2018」の第3話(29日放送)に出演する。2012年から放送されている同ドラマシリーズの第3弾から本人役でちらりと出演していた小林さんは、今回が4度目の出演で同話の主人公として登場する。今回も本人役を務め、「本人役は難しいですね。(自分を)よく見せたくなっちゃう」とちゃめっ気たっぷりに語る小林さんに、ドラマについて聞いた。
◇本人役は混乱も いいところ、悪いところ、フェイクも演じる
ドラマは、愛知県、岐阜県を基盤にする私鉄「名古屋鉄道」を舞台に名古屋へ向かう最終列車で繰り広げられる人間ドラマを描いたヒューマンコメディー。12年からオムニバスドラマとして放送され、第6弾となる今回は、初めて連続ドラマとして放送されている。初回の主人公は女優の松井玲奈さんが演じ、全10話のうち、松井さんが計3話で主人公を演じる。
小林さんは、同シリーズで初めて主人公を演じることに「ようやくですよね」と冗談めかしながら「いろんな感情がウワーッて湧いてきました」とにっこり。名古屋を中心に活動していることから「名古屋で作っている作品の主演になれるのは、名古屋の代表として成長できているからかな」と充実の表情を見せ、「(同シリーズの現場は)アットホームで、ドラマを見ても、そのアットホームさが伝わる。この作品に出られるのがうれしい」と喜んでいる。
一方、本人役について「難しいですね。普段はクセのある役もあったり、苦手だなと思う役もあったりするんですけど、自分じゃないから……。本人役は(自分を)よく見せたくなっちゃうんですよ」と正直な気持ちを告白。「それだけじゃなく、普段のありのままの自分のいいところ、悪いところ、お芝居のフェイク(作り話の部分)も演じなくてはいけないので、頭がこんがらがりますね」と明かした。
◇主人公が自分だったら「この話は3分で終わっちゃう」?
第3話は、単独ライブを終えた小林さんが、ファンからの手紙を読みながら電車で帰途についていると、手紙の袋に携帯電話が紛れ込んでいることに気づき、落とし主から、携帯電話を名古屋駅の忘れ物センターへ届けてほしいと頼まれる……という展開。落とし主の携帯に電話がかかり、小林さんは電話に対応するため、何度も途中下車をする羽目になる。
携帯電話の落とし主、藤田未来を演じるのは「ドラマに出演するのは高校生の時以来」という声優の花澤香菜さん。小林さんは、初共演した花澤さんの印象を「真面目な方」といい、自身が自主的に撮影時の段取りの確認をしていると「自然に合わせてくれる。リハーサル以外に、自然に合わせる時間があって、ありがたいなって思いました」と撮影を振り返った。
劇中で小林さんは、親切すぎるといえるほど親身になって、落とし主のために奮闘するが、実際の小林さんはどうだろうか。聞くと「僕だったら……携帯電話を返すのはいいんですけど、『電源の切り方を教えてもらっていいですか』って聞いちゃいますね。このお話(第3話)は3分で終わっちゃうかも!」と笑う。電話口で、さまざまな人物になりきって演技をする場面もあり、「女性にもなりきるので、表情だったり、声色だったり、いろいろ変わっています。飽きずに見てもらえるんじゃないかな」と見どころを語った。
ドラマは毎週月曜深夜0時20分に東海エリアで放送。テレビ朝日の見逃し配信「テレ朝キャッチアップ」でも配信されている。