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映画やテレビドラマなどで活躍した俳優やプロデューサー、作品を表彰する「第42回エランドール賞」の授賞式が1日、東京都内で行われ、新人賞を受賞した高橋一生さん、竹内涼真さん、ムロツヨシさん、女優の吉岡里帆さん、杉咲花さん、門脇麦さんらが出席した。テレビドラマ「カルテット」やNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」などに出演していた高橋さんは「カルテット、直虎、この2作品で賞をいただけたこと、うれしく思っています」と喜びを語り、「みなさんの想像力を刺激できるような俳優でいたいと思います」と力強く語った。
新人賞はスター性と演技力を兼ね備え、次代の映画やテレビを背負って立つことが期待される俳優に贈られる賞。杉咲さんは「昨年は自分にとってすごく貴重で、夢のような体験をたくさんさせていただいて。ほとんどが初めての体験だったので、アワアワ、緊張して失敗してしまうこともあり、反省の多い日々だったのですが、周りのみなさまが助けてくださって、一つ一つ乗り越えていくことができたと思っています。すてきな賞をいただけたことで、少しは恩返しできたのかなと思うと何よりうれしいです」と周囲への感謝を口にし、門脇さんは「最初から出会ったひとたち、すべての出会いの積み重ねで、こうしてここに立っていられるのだなと、改めて本当に恵まれているなと思います」と喜びを語った。
プロデューサー奨励賞を受賞したNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の菓子浩さんの受賞時には、同ドラマで主人公の母親役を演じた木村佳乃さんも花束を抱えて登場。木村さんは「節目節目に、役者冥利に尽きるお仕事をいただき。信頼する大好きなプロデューサーです。今日は本当におめでとうございました」と語った。また、同じくプロデューサー奨励賞を受賞したテレビドラマ「奥様は、取り扱い注意」の枝見洋子さんの受賞時には綾瀬はるかさんが登壇し、祝福の言葉を贈った。
「エランドール賞」は、日本映画テレビプロデューサー協会の主催で今回で42回目。プロデューサー賞は映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督)の松崎薫さんとテレビドラマ「カルテット」の土井裕泰さん、佐野亜裕美さん。プロデューサー奨励賞は映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」(入江悠監督)の北島直明さんと小出真佐樹さん、NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の菓子さん、テレビドラマ「奥様は、取り扱い注意」の枝見さんに贈られ、特別賞はNHKのドラマ「精霊の守り人」制作チームとテレビ朝日系のドラマ「やすらぎの郷」制作チームが受賞した。