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女優の戸田恵梨香さんと大原櫻子さんが、2019年春公開予定の映画「あの日のオルガン」にダブル主演することが13日、明らかになった。第2次世界大戦下、幼い園児たちと保母たちが集団で疎開した「疎開保育園」の実話に基づいた内容で、戸田さんは保母たちのリーダー・板倉楓を、大原さんは保母の野々宮光枝を演じる。
映画は、第2次世界大戦末期の日本が舞台。警報が鳴っては防空壕に避難する生活が続く1944年、東京都品川区の戸越保育所では、保母たちが保育所の疎開を模索していた。まだ幼い園児たちを手放す不安、迫りくる空襲から子供たちだけでも助けたい、と意見の分かれる親たちを保母たちが必死に説得する中、埼玉に受け入れ先の寺が見つかる。荒れ寺での疎開生活をスタートした若い保母たちと幼い園児たちを待っていたのは、毎日わき出てくる問題との戦いの日々。保母たちは子供たちと向き合い、毎日ひたむきに励まし合いながら奮闘していたが、そんな彼女たちにも空襲の影が迫る……というストーリー。「ひまわりと子犬の7日間」の平松恵美子監督がメガホンをとる。
戸田さんは「子供たちを必死に守り抜いた保母さんたちは、今では考えられないほどのプレッシャーと苦労だったに違いなく……この作品に参加することを私自身大きな責任と感じています」と作品への思いを語り、「向き合うことが大変恐ろしくも感じますが、強く生きた女性の姿を力強く懸命に演じたいと思います」と意気込んでいる。
大原さんは「戦時中の話なので、その時代を勉強して撮影に臨みたいと思います」と話し、「私は元々子供が大好きで、最初お話をいただいた時は、素直にうれしかったです。保母さんは並大抵の苦労ではできないお仕事ですが、光枝のキャラクターは楽しんで演じられると思います」と子供好きの一面を明かしつつコメントしている。