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ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の岩田剛典さんが26日、東京都内で行われた映画「Vision」(河瀬直美監督、6月8日公開)の完成報告会見に出席した。撮影は奈良・吉野の森林などで行われ、撮影で実際に使われた納屋に住み込みで生活したという岩田さんは「朝起きると顔にカメムシが3匹くっついていて、虫と“共存”していました(笑い)」と回顧。体調を崩して下山してしまったことも明かしながら、「作品に徹底できた。役を演じるというより、生きたという感じがしました」と振り返った。
映画は、仏女優ジュリエット・ビノシュさんと俳優の永瀬正敏さんがダブル主演。撮影は全編、河瀬監督の生まれ故郷である奈良県で行われた。紀行文を執筆しているエッセイストのジャンヌ(ビノシュさん)は、通訳兼アシスタントの花(美波さん)と奈良の山深い神秘的な森にやってきた。ジャンヌは、薬草の一種で幻の植物「Vision」を探している。旅の途中、森で暮らし、森を知り尽くす山守の無口な男・智(永瀬さん)と出会うが、智も「聞いたことがない」という。やがて2人は言葉や文化の壁を超えて、心を通わせていく。季節は流れ、森が赤く色づく秋、智の元に山守の若者・鈴(岩田さん)が姿を見せ、運命の歯車が動き出す……というストーリー。
河瀬監督の作品に初参加の岩田さんは、「初めてだったのですが洗礼をたくさん受けました」と明かし、吉野での住み込みのほかに「撮影前に俳優として、永瀬さんにあいさつをしたかったのですが、監督の熱い思いで、智と鈴として初対面を撮りたいということで、あいさつをさせてもらえなかった」と振り返った。また「(東京に戻ってきて)三代目(JSB)のメンバーと会ったときに目つきとか『森の人になってる』って心配されました」と苦笑いしていた。
会見には、永瀬さん、夏木マリさん、美波さん、河瀨監督、映画の音楽を担当したジャズピアニストの小曽根真さんも出席した。