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ろびこさんの人気マンガを実写化した映画「となりの怪物くん(とな怪)」(月川翔監督、27日公開)に出演している浜辺美波さん。引っ込み思案のメガネキャラの“委員長”こと大島千づるを演じている浜辺さんは「結構、自分に似ているなって感じていて。自分からみんなの輪に入っていったり、大人数でいるのが苦手なんです」と明かす。また頼みごとをされると断れないような大島の気持ちが「すごくよく分かる」と話す浜辺さんに、役柄についてや撮影の思い出を聞いた。
映画は、2008~14年に少女マンガ誌「月刊デザート」(講談社)で連載されたマンガが原作。菅田将暉さんと土屋太鳳さんのダブル主演で、高校1年生で勉強第一の「冷血女子」のヒロイン・水谷雫(土屋さん)は、ふとしたきっかけで、隣の席に座る予測不可能な“怪物”の吉田春(菅田さん)から懐かれるようになり、周囲に個性的な友達が集まるようになっていく。2人は不器用ながらもお互いに引かれ合い……というストーリー。
◇原作ファンとして「世界観に浸れて楽しかった」
原作マンガのファンでもあったという浜辺さんは「私はみんなと同じシーンは少なかったんですけど、その中でも他のキャラクターと関わるとき、原作の世界観が表現されているなって思って。完成した映画を見て、全然知らないシーンや『こうなっていたんだ』というシーンがたくさんあって、とても面白かったです。原作の空気感が本当によく出ていて、一ファンとして“とな怪”の世界観に浸れて楽しかったです」と笑顔を見せる。
大島は、春と雫の隣のクラスの学級委員長。浜辺さんによると「自分からみんなの輪に入っていったり、大人数でいるのが苦手なんですけど、誰かに話しかけられたりするのはうれしくて、会話をすること自体は嫌いじゃないような女の子」で、ひょんなことから春に話しかけられ、春の雫へのいちずな思いを知りながらも引かれていく……という役どころ。
学園祭のシーンで大島は、本番当日に向けて準備が進む中、次々と仕事を押しつけられ断れないような描写もあったが、浜辺さんも「私も頼まれて断り切れないこととかありますね」としみじみ。「自分でも分かるくらい私は“イエスマン”なので。だからすごく大島の気持ちが分かる。特に期待を込めて言われると、すぐに“ハイ”、とりあえず“ハイ”って応えちゃうんです」とシンパシーを感じた様子だった。
◇メガネキャラに苦戦? 名前で呼ばれないことに「すごくジェラシー」
今回、浜辺さんはメガネキャラにも初挑戦。「メガネっていうだけで個性がすごく出るなと思いましたね。メガネって(主張が)強いんだって。でもメガネが途中で汗で落ちてきたり、上目使いで春のことを見るのに、レンズの外から見てしまって、これでは意味ないって思ったり、結構、大変でしたね」と振り返る。
役柄とはいえ「大島」と名字でを呼ばれことについては、「やっぱり名前で呼ばれたかったです、『千づる』って。現場でも監督さん、スタッフさんに『大島』『大島さん』って呼ばれていたから。菅田さんは『春』、土屋さんは『雫』で、それは個人的にすごくジェラシーでした(笑い)」と女心をのぞかせる。
そのほか楽しかったのは「フォークダンス」のシーンで、浜辺さんは「ダンスは苦手なんですけど、やっているうちにちょっとだけ楽しくなりましたね(笑い)。夜、火を囲んで、その空気感、学生っぽさに新鮮な気持ちで臨めました。『リズムずれてるよ』って何回か注意受けたりしましたけど」と照れ笑いを浮かべていた。