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二階堂ふみ:昔通っていた劇場での上映に喜び 「高校の鬱屈した時代に…」

 女優の二階堂ふみさんが19日、キネカ大森(東京都品川区)で行われた映画「海を駆ける」(深田晃司監督)の公開を記念した“予習上映”イベントに“深田晃司作品代表”として俳優の古舘寛治さんと登場した。イベントでは、「ほとりの朔子」(2013年)など、二階堂さんが主演の作品も上映。二階堂さんは通っていた高校が近く、同所にもよく足を運んでいたといい、「高校生の鬱屈した時代に来ていた劇場で、自分の作品がかかるのはすごくうれしいなという気持ち」と笑顔で心境を語った。

 イベントでは観客からの質問コーナーを実施。観客から、「すごくいろんな役をしているが、NGの役は?」と聞かれた二階堂さんは、「作品への興味で現場に行かせていただいていることが多いので、こういう役はやりたくないとかNGとかはないんですけど……」と言いつつ、「6、7年前にいっぱい過激な役をやっていたときは、あまり何も感じなかったですけど。今年24(歳)なんですけど、たった7年でも、いろんなものが変化してきて。昔はできていたけど、今できないと思ってしまう役もあるのかなって思っていて」と心境の変化を明かした。また、古舘さんは「めちゃくちゃ体力きつい役。北極行ったり、ジャングル走り回ったりとかはそろそろ厳しいかなと思うかもしれないですけどね」と話し、観客を笑わせていた。

 「海を駆ける」は、「淵に立つ」(16年)で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した深田監督の最新作でディーン・フジオカさんが主演。インドネシアのバンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男(フジオカさん)が発見され、片言の日本語やインドネシア語を話すその男は、海で発見されたことからインドネシア語で「海」を意味する「ラウ」と名づけられた。NPO法人で災害復興の仕事をしている貴子(鶴田真由さん)と息子のタカシ(太賀さん)、親戚のサチコ(阿部純子さん)は、記憶喪失ではないかと診断されたラウをしばらく預かり、身元探しを手伝うことに。ラウの周辺ではさまざまな不可思議な現象が起こり始める……というストーリー。26日に公開。

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