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池田エライザ:主演映画のコメディー要素に気づかず

 モデルで女優の池田エライザさんが11日、主演映画「ルームロンダリング」(片桐健滋監督、7月7日公開)の完成披露試写会に登場。人付き合いが苦手で“人生こじらせ中”というオカルト女子・八雲御子を演じた池田さんは「コメディーだったり、ハートフルな要素がある作品ですが、現場に入るまで、この作品がコメディー(要素がある作品)だと気づかなかった」と明かして、共演者を驚かせた。

 御子は、5歳で父親と死別、その翌年に母親が失踪し、天涯孤独になったという役どころで、池田さんは台本を、自身の母親の実家で久しぶりに親戚と会った際に読んだこともあって「(第一印象は御子と)母親とのお話だと思った」と説明。そう思ったまま撮影が始まり、「渋川(清彦)さんと同じシーンをやるまで、コメディーだってことには気づいていなかったです。渋川さんとお芝居してみて『あれ? これもしかして、ちょっとコメディーなのかもしれないぞ』って思った」と告白。

 ともにイベントに登場した渋川さんが「それはどういうことなんだ?」と困惑すると、池田さんは「ディスっているわけじゃないんです。やりとりが、コミカルだった」と話して会場の笑いを誘っていた。ほかに片桐監督、オダギリジョーさん、健太郎さんが出席した。

 映画は、新たな映像クリエーターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2015」で準グランプリに選ばれた片桐監督の作品を実写化。御子が、母の弟の雷土悟郎(オダギリジョーさん)から住む場所とアルバイトを用意してもらうが、そのアルバイトは、自殺事件などが起こった訳あり物件に住むことで履歴を浄化する“ルームロンダリング”だった……というストーリー。健太郎さんは、御子の隣人で“不器用男子”の虹川亜樹人を演じ、渋川さんはミュージシャンになる夢をあきらめきれない幽霊を演じた。

 池田さんは「私にとってとても大切な、幼いときに母にもらった絵本のようなそんな存在になっています。皆さんにとっても、この作品が大切なものになれば」と、観客に呼びかけていた。

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