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山崎賢人:久石譲・辻井伸行の初共演ステージにサプライズ登壇 「感動しました」

 公開中の映画「羊と鋼の森」(橋本光二郎監督)に主演している俳優の山崎賢人さんが13日、東京都内で行われたピアニスト・辻井伸行さんによる特別コンサートにサプライズで登場。この日は、作曲家の久石譲さんもスペシャルゲストとして登場し、辻井さんと久石さんがタッグを組んだ同作のエンディングテーマ「The Dream of the Lambs」がコンサートで披露された。山崎さんは「生で演奏を聴き、主人公・外村(直樹)の悩みながら、壁にぶつかりながら前に進んでいき成長していく姿が目に浮かんできて、感動しました。本当に素晴らしい曲をありがとうございます」と感激した様子だった。

 コンサートは、同作の公開を記念して行われたもので、辻井さんと久石さんはステージで初共演を果たした。「東京フィルハーモニー管弦楽団」とともに、指揮を久石さん、ピアノを辻井さんが担当し、エンディングテーマが披露されると、集まった2000人の観客からは割れんばかりの大きな拍手が起こった。

 映画について、久石さんは「調律師の姿をしっかり描き、本当にすてきな映画でした。ひたむきな青年を演じた山崎さんの繊細な演技も素晴らしかったです」と絶賛。辻井さんも、「この映画に関わることができて本当にうれしいです。主演の山崎さんやキャストの皆さんとご一緒できて、本当に光栄でした。また、ご一緒したいです!」と笑顔で話した。

 久石さんが「せっかく素晴らしいオーケストラの皆さんもいらっしゃいますので、もう1回、エンディングテーマを演奏しようと思います!」と宣言すると、観客からは大きな歓声が上がった。山崎さんは、2回目の演奏を終えた辻井さんと久石さんに花束を贈呈し、固い握手を交わしていた。

 映画は「2016年 本屋大賞」第1位を受賞した宮下奈都さんの同名小説(文藝春秋)が原作。北海道の田舎で育った主人公・外村直樹(山崎さん)は、ピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和さん)が調律したピアノの音に「森の匂い」を感じる。その仕事に魅せられた外村は、専門学校に通った後に板鳥のいる楽器店で調律師として働き、成長していく……というストーリー。

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