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映画「キスできる餃子」について語った「BOYS AND MEN」の田村侑久さん
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映画「キスできる餃子」について語った「BOYS AND MEN」の田村侑久さん

BOYS AND MEN田村侑久:恋人とは「切磋琢磨したい」 イケメン役にメンバーは「おまえじゃないだろ!」

 男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の田村侑久(ゆきひさ)さんが出演する映画「キスできる餃子」(秦建日子=はた・たけひこ=監督)が22日に公開された。ギョーザで知られる栃木・宇都宮を舞台にバツイチ子持ちの出戻りシングルマザーが、実家のギョーザ店の再建に奮闘しながらもイケメンゴルファーに恋をするラブコメディー。イケメンゴルファーの岩原亮を演じた田村さんに作品への思いや、自身の恋愛観を聞いた。

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 ◇イケメン役の“仕上がり”に胸なで下ろす

 ボイメンでは、明るいムードメーカーとして人気の田村さん。今回のイケメンゴルファー役は当初、所属事務所の“ストップ”がかかり、同グループの勇翔(ゆうひ)さんと“競り合う”ことになったと嘆く。「オファーは僕に来ているのに、(マネジャーが)イケメン役だからって『勇翔をおすすめしたから、勇翔と2人で秦監督との顔合わせに行ってきて』と言うんです。めっちゃひどい! 勇翔と一緒に秦監督に会って『絶対、僕がいいと思うんです!』と言って、見事に(役を)勝ち取ったんです」と力説した。

 とはいえ、劇中には女優の足立梨花さんが演じるシングルマザーの陽子が、田村さんの顔を褒めたたえる“イケメン描写”があり、その部分の台本の記述を「僕も、これは確かに僕じゃない。勇翔だなと思った。メンバーも大爆笑ですよ。『おまえじゃないだろ』って(言われた)」と笑いながら振り返る。

 また完成した映画を見たメンバーの感想はと聞くと「『ギョーザ食べたい』とは言ったけど、イケメン役についてはノーコメントでした」と苦笑い。「僕も『イケメンだった?』とは怖くて聞けなかったですね」と話しつつ、「(自分の顔に)キラキラのエフェクトがかかっていたし、朝方のシーンで照明が暗かったので、安心しました」と控えめながらもホッとした表情を見せた。

 ◇苦悩する役に共感「僕も悩んだ」 

 そんなイケメンの亮は、けがでリハビリ中の人気絶頂プロゴルファーという役どころ。田村さんは亮を「みんなに注目されて重圧に負けて逃げてしまう」と説明し、「僕も昔は(ボイメンの)活動で悩んだことがあったので、逃げ出したくなる気持ちは共感できる。そういう面では演じやすかった点もあります」と語る。

 田村さんが悩んだのは加入初期で「最初の頃は、今のような(ムードメーカーの)“ハッピーボーイ”じゃなくて、好青年の爽やかイケメンだったんです。人気を気にして、下ネタも言わないし、笑顔でいなきゃいけないし……だからトークも面白くなかったし、なにもしゃべれなかった」と回顧。変わったきっかけを「(気持ちが)限界まできて、素を出そう!と自分を隠すことをやめて吹っ切った」と明かし、「それがハマりました。それからは素の自分を見て、好きになってもらえるような人間になろうと思っています」と努力の影をにじませる。

 劇中でも、亮が自分をさらけ出す場面があり、「正直、一番、大変だったし、僕の中では大事なシーンでした。長せりふで、気も張っているから、やり終わった後に毎回、立ちくらみをして倒れそうでした」というほど気合が入ったシーンに仕上がった。

 ◇「女性はだいたい好き」 でも苦手なのは…

 劇中で亮は、一生懸命な陽子にひかれていくが、田村さんはどうだろうか。聞くと「そうだなー」と照れつつ、「元気で明るい人が好きなんですけど、基本的に女性はだいたい好き」とにっこり。ただし“条件が二つ”あるといい「『いただきます』『ごちそうさま』とか、礼儀(あいさつ)ができることと、言葉が汚くないこと。『うぜえ』とか(の言葉遣い)は苦手です」と明かす。

 さらに理想の恋人像について「切磋琢磨(せっさたくま)できる人がいいですね。自分が持っていて相手が持っていないもの、相手が持っていて自分が持っていないものを、お互い尊重し合って、一緒に高め合える人。イチャイチャするより、酒を飲みながら夢を熱く語りたい」と真剣なまなざしを見せた。

 撮影は宇都宮で行われ、滞在は約1週間。「ギョーザを食べて、カクテルも有名なので、おしゃれなカクテルバーに行って満喫しました。宇都宮が好きになりました」と魅了された様子。ボイメンといえば名古屋を中心とする“東海エリア愛”にあふれていることで知られるが「名古屋は家、宇都宮はもう一つの家を作りに行った感じ」といい、「宇都宮は地元愛があってパワーがすごい。ファミリー感があってウエルカムな雰囲気で、こっち(東海エリア)も負けていられないなという気持ちになりました」と気持ちを新たにしている。

 そして「見終わったら、ギョーザが食べたくなる映画。この映画を見て、ギョーザを食べて、僕に会いに来てください。そこでキスをしましょう!」と作品のタイトルにかけておどけつつ、映画をアピールした。

<プロフィル>

 たむら・ゆきひさ。1990年10月17日生まれ。愛知県出身。サラリーマンを経て2011年に「BOYS AND MEN」に加入した。映画はこれまで「サムライ・ロック」(15年)、「復讐したい」「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」(共に16年)などに出演。メ~テレほかで放送された連続ドラマ「サチのお寺ごはん」などにも出演した。

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