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連続ドラマ「ハゲタカ」第1話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「ハゲタカ」第1話の一場面=テレビ朝日提供

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注目ドラマ紹介:「ハゲタカ」 綾野剛がダークヒーローに 企業買収劇を痛快に描く

 真山仁さんの人気小説が原作の連続ドラマ「ハゲタカ」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が19日、15分拡大でスタートする。2007年にNHKで大森南朋さん主演でドラマ化、09年には映画化もされた作品だ。今回は、テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる綾野剛さんが、主人公で投資ファンド会社の社長・鷲津政彦を演じ、企業を食い荒らす“ハゲタカ”とバッシングを浴びながら、不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛ける、痛快な社会派エンターテインメントだ。

 ドラマでは、原作小説「ハゲタカ」「ハゲタカII」のストーリーに、真山さんがドラマのために書き下ろした原案を基にしたオリジナルストーリーを加え、平成と共に生きた“ダークヒーロー”鷲津の20年間の軌跡が1クールでスピーディーに描かれる。

 渡部篤郎さんが、エリートバンカー・芝野健夫を演じるほか、鷲津の最大の敵へと成長していく名門ホテルのオーナー・松平貴子を沢尻エリカさん、鷲津の前に立ちはだかる銀行の取締役・飯島亮介を小林薫さんが演じる。鷲津の部下として杉本哲太さん、光石研さん、池内博之さんらも出演する。

 第1話は、1997年のバブル崩壊後の日本が舞台。日本の金融業界が末期的な危機に陥る中、大手都市銀行の一つである三葉銀行は、回収困難な不良債権を投資会社に一括でまとめ売りする“バルクセール”を実施。日本初となるこの試みを担うことになった三葉銀行・資産流動化開発室の室長・芝野健夫(渡部さん)は、その席で外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表・鷲津政彦(綾野さん)と対面する。

 簿価総額は723億6458万円。芝野は「最低でも300億円で買い取ってほしい」と申し出るも、鷲津は「誠心誠意、丁寧な査定をさせていただきます」と返すにとどめ、その態度に芝野は一抹の不安を抱く。芝野を除く三葉銀行の面々は、査定に向け想定以上の手応えを感じている様子だったが、4週間後に迎えた回答期日、芝野たちは鷲津から衝撃の評価額を提示される……という展開。

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