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木村文乃:尾野真千子と頬ずり お互い褒め合い…

 女優の木村文乃さんと尾野真千子さんが25日、東京都内で行われた劇場版アニメ短編集「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」の公開舞台あいさつに登場。フォトセッション時、2人が頬ずりするなどして仲の良さをアピールすると、観客から大きな歓声が上がった。

 木村さんは「尾野真千子さんはすごく好きな女優さん。一応、言っておこうかなって思って」と冗談めかしつつ、「『よくやったな』というせりふは、尾野さんにしかできない演技で印象に残りました」と絶賛。尾野さんはガッツポーズをしながら「うれしいですね。近くで言われると恥ずかしいから、後でお礼を言います」とにっこり。

 映画について木村さんが「赤ちゃんがとにかく印象的で、キュートで力強く描かれている。赤ちゃんの存在がすごく大きくて、この人が私たちを支える世代になるんだなと思ったら、立派な英雄なんだなと思いました」と感想を述べると、尾野さんは「すごく立派なことを言うな……」とぽつり。木村さんは「後でこっそりお礼を言うね」と笑顔で返すなど、終始仲がいい様子だった。舞台あいさつには鈴木梨央さん、米林宏昌監督、山下明彦監督、百瀬義行監督も登場した。

 「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」は、劇場版アニメ「メアリと魔女の花」(米林監督)で知られるスタジオポノックの短編アニメーションプロジェクト「ポノック短編劇場」第1弾。「カニーニとカニーノ」(米林監督、18分)、「サムライエッグ」(百瀬監督、16分)、「透明人間」(山下監督、13分)の3編と、オープニング&クロージング(計7分)の映像で構成されている。

 「カニーニとカニーノ」は米林監督初のオリジナルストーリーで、カニの兄弟の大冒険を描いたファンタジー。木村さんが主人公のカニーニ、鈴木さんが弟カニーノを演じている。「サムライエッグ」は、卵アレルギーを持った少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描く。尾野さんがママ、篠原湊大くんがシュンの声を担当。坂口健太郎さんも出演している。「透明人間」は、見えない男の孤独な闘いを描いたスペクタクルアクション。オダギリジョーさんが透明人間、田中泯さんが盲目の男の声を担当している。

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