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女優の芳根京子さんと土屋太鳳さんがダブル主演する映画「累-かさね-」(佐藤祐市監督)の公開初日舞台あいさつが7日、東京都内で開催された。芳根さんは、劇中で土屋さんとのキスシーンが多いといい、「テストの時から(キスは)100回ぐらいですかね。太鳳ちゃんとのキスはもうあいさつですね」と語った。
舞台あいさつには、浅野忠信さん、佐藤監督も登場。土屋さんは、芳根さんとのキスシーンについて「きょんちゃん(芳根さん)とかなりのキスをさせていただいて、うれしかったです」と笑顔でコメント。芳根さんと土屋さんのやりとりに佐藤監督は「この作品は決して“百合もの”ではございません」と話し、笑いを誘った。
映画は、マンガ誌「イブニング」(講談社)で連載された松浦だるまさんのマンガが原作。伝説の女優を母に持つ累は、天才的な演技力を持ちながらも、醜い容貌を恨み続けて生きてきた。一方、美貌を持ちながらも、花開かずにいる舞台女優のニナは、とある理由から女優として大成することに異常な執念を募らせていた。“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれた2人は反発しながらも互いの目的のため、累の母親が残した、キスした相手と顔を入れ替えることができる不思議な力を秘めた口紅の力を借りて、入れ替わることを受け入れる……というストーリー。