「フェンディ ピーカブー ~世代を超えて受け継がれるアイコン~」展の内覧会・トークショーに登場した森星さん
モデルの森星さんが10日、銀座 蔦屋書店(東京都中央区)で行われた「フェンディ ピーカブー ~世代を超えて受け継がれるアイコン~」展の内覧会・トークショーに登場し、「家族」をテーマに、自身がカスタマイズした黒いバッグを披露した。森さんは「母親と父親、二つのファミリーに共通するのが、どちらの祖母も何にも染まらない黒が好き。だから今回は黒にしようと思った」と説明。過去に祖母でファッションデザイナーの森英恵さんに「すごい怒られた」というエピソードを告白した。
森さんは「まだテーマがはっきりしていないので、形には表せていないんですが、一回祖母に、洋服がすごく好きだから『自分のブランドを、いつか作ってみたいな』と相談したことがある」といい、「『あなたの好きな色は何?』と聞かれて、『日々変わっていく。青でしょ。昨日は赤だった……』と答えたら、すごい怒られた。『デザインをするには芯をちゃんと持っていないと。すぐ流されるデザイナーになるわよ』って」と苦笑。今回は「そういう(流されない)人間になれるように、願いを込めて、黒にしました」と、熱い思いを語っていた。
「ピーカブー プロジェクト」は、各国で選ばれた影響力を持つ人物が、同ブランドのアイコン的バッグ「ピーカブー」のカスタマイズを施し、世界に一つのバッグを制作し、オークションで販売、収益をチャリティー団体に寄付するというプロジェクト。2014年にロンドンでスタートし、15年には日本と韓国、17年は中国と香港、今年は、ピーカブーが誕生10周年を迎えることを記念して、再度日本で開催された。同会場では、同プロジェクトの作品数点が、24日まで展示される。この日は、森さんと同様、プロジェクトに賛同した映画監督の安藤桃子監督、音楽ユニット「Young Juvenile Youth(ヤングジュヴナイルユース)」のゆう姫さんも出席した。