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野村周平:主演映画SNSで拡散希望 「お力をお貸しください」

 俳優の野村周平さんが22日、東京都内で行われた主演映画「純平、考え直せ」(森岡利行監督)の初日舞台あいさつに登場。野村さんは同作について「SNSと任侠が合体した新しい映画」と説明し、「皆さんの手で、SNS上でつぶやいていただき、映画を広めてもらえたら。宣伝効果で(話題となった)映画『カメラを止めるな!』みたいになってくれたら。俺もカメラを止めたくない。皆さんのお力をお貸しください」と呼びかけた。

 映画は、直木賞作家、奥田英朗さんの同名小説(光文社文庫)が原作。新宿・歌舞伎町のチンピラ、坂本純平(野村さん)は、いつか“一人前の男”になることを夢見ながら、組の雑用に追われる日々を過ごしていた。ある日、対立する組の幹部の命をとってこいと言われ、気負い立つ純平は、退屈を持て余していた会社員の加奈(柳ゆり菜さん)と一夜を共にし、つい“鉄砲玉”になることをもらしてしまう。純平の情熱にあきれながらも、不思議な胸の高鳴りを覚えた加奈は、純平に「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」と話す。純平が聞く耳を持たなかったため、加奈はSNSに相談する……というストーリー。

 野村さんは、SNSについて「SNSの住人は、SNSでしか生きていない。やっぱり人と会わなきゃ、分からないことがある。会ったこともないのに、SNSだけであんまり人格とかを否定しないでほしい」と自身の考えを交えて話し、「そういう部分を分かっていただける作品。純平のような芯がある男はかっこいい。そういう男が増えていってくれたらうれしいし、僕もそういう男を目指したい」と語っていた。

 舞台あいさつには、共演の柳さん、毎熊克哉さん、岡山天音さん、佐野岳さん、佐藤祐基さん、藤原季節さん、森田涼花さん、木下愛華さん、片岡礼子さん、森岡監督も出席。毎熊さんから「かっこいい男です。今どきの人というより、一昔前の男。時代遅れのような男です」と、独特な表現で絶賛された野村さんは「よく、平成に似つかわしくない男って言われます」と喜んでいた。

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