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長澤まさみ:映画「コンフィデンスマンJP」撮了 映画化告知は「だます気さらさらなかった」

 女優の長澤まさみさんが主演する映画「コンフィデンスマンJP the movie」(田中亮監督、2019年公開)がこのほどクランクアップした。映画は香港が舞台。ダー子(長澤さん)たちの拠点となるゲストハウスで、ダー子、ボクちゃん(東出昌大さん)、リチャード(小日向文世さん)、五十嵐(小手伸也さん)といったおなじみのメンバーがくつろぐシーンで撮了を迎え、終了後、出演者らは熱い握手を交わしたという。

 花束を受け取った長澤さんは「ドラマの撮影が始まった去年の12月から、この作品と丁寧に向き合ってきた9カ月でした。ドラマに引き続き映画とプレッシャーを感じていましたが、スタッフの皆さんと共演者のお力を借りて演じ切ることができました」と語った。映画は約1カ月半にわたり撮影され、香港で大規模なロケも行った。ダー子、ボクちゃん、リチャード、五十嵐が並ぶ冒頭のシーンの場面写真も公開された。

 「コンフィデンスマンJP」は、一見、平凡で善良なそうな信用詐欺師のダー子とボクちゃん、リチャードが、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”。脚本は、ドラマに続いて古沢良太さんが担当している。

 ◇ダー子役の長澤まさみさんのコメント

 ドラマの第9話で映画の告知をしたときに、これも詐欺なんじゃないかと思った方も多かったと聞きました。私たちとしてはだます気なんてさらさらなかったのですが(笑い)。ドラマで4カ月間、一緒に寒い冬を乗り越えたキャスト、スタッフだからこそ分かり合えた瞬間がたくさんあって、映画の撮影時はお互いの持っているものを出し尽くせた実感があったので、毎日楽しかったです。

 とても豪華なゲストに加えて、いろいろな方々が助っ人で来てくださって、見応えのある作品になっていると思います。今回は“愛”がテーマということで、ダー子に対して人間味を感じられる物語になっているので、そこにも注目してほしいですね。

 ◇ボクちゃん役の東出昌大さんのコメント

 4カ月間、ドラマの現場を共にしたからこそ出来上がった仲のいい空気感で、撮影を乗り越えることができました。今回はとにかく派手。舞台が香港なので、そこで撮れた街並みや料理、スケールアップした衣装、もちろんだましも含め、ドラマでは見られないスケールの大きさになっていると思います。今までとは違う新しい「コンフィデンスマンJP」の世界を見ることができるのを僕も楽しみにしています。

 ◇リチャード 役の小日向文世さんのコメント

 去年の12月にドラマがクランクインしてそこから4カ月間、ドラマの撮影でこのメンバーとスタッフとがっつりやりましたからね。映画はその延長線上にあって、撮影初日からスッと入ることができました。1カ月半の撮影を振り返ると、香港はやっぱり強烈でしたね。いろいろな食べ物とか、泊まっている場所の周辺とか、非常に刺激的でした。映画の見どころはというと、やっぱり古沢さんの本が、見事にできているんですよ。まただまされちゃいましたから(笑い)。最後まで見ると「うわっ!」と思えるようになっていますので、そのだましをぜひ、楽しみにしていてください。

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