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SNS発の4コママンガ「殺さない彼と死なない彼女(殺カレ死カノ)」が、間宮祥太朗さんと桜井日奈子さんのダブル主演で実写映画化されることが6日、分かった。間宮さんがキレやすいツンデレ男子の“殺さない彼”小坂れい、桜井さんが心優しいネガティブ女子で“死なない彼女”鹿野ななを演じる。2019年秋に公開予定。
SNSマンガ家の世紀末さんが投稿して話題になり、書籍化された同名マンガが原作。マンガは、自分が可愛いことを自任する“きゃぴ子”と、正反対のしっかり者の親友“地味子”。恋愛に無関心な草食男子“八千代くん”と、何度フラれても告白し続ける“君が代ちゃん”。キレやすいツンデレ系彼氏“殺さない彼”と付き合う、心優しいネガティブ女子“死なない彼女”の、三つの物語で構成されている。映画は小坂と鹿野の物語を中心に据えた、青春群像劇になる。
退屈な学生生活を送っている高校3年の小坂は、ある日、ハチの死骸を埋めているクラスメートの鹿野に出会い、虫の命は大切に扱うくせに「死にたがり」な鹿野に興味を抱く。ネガティブな言動で周囲から変わり者扱いされていた鹿野だったが、口の悪い小坂と話すうちに、二人は一緒にいることが当たり前になっていき……というストーリー。「ももいろそらを」「逆光の頃」などの小林啓一監督がメガホンをとる。
間宮さんは「台本を読むたびに小坂と鹿野のやり取りの一つ一つがとてもほほ笑ましく、そして、監督と桜井日奈子さんとリハーサルや話し合いを重ねて作っていく時間も充実していました」とコメント。桜井さんは「私が演じる鹿野ななは、つかみどころのない、たくさんの矛盾を抱えたキャラクターです。初めて演じるタイプの役で苦戦していますが、だからこそ、この現場で得られるものがたくさんあるなと実感しています」と話している。
間宮さん、桜井さん、小林監督、世紀末さんのコメントは以下の通り。
◇間宮祥太朗さんのコメント
台本を読むたびに小坂と鹿野のやり取りの一つ一つがとてもほほ笑ましく、そして、監督と桜井日奈子さんとリハーサルや話し合いを重ねて作っていく時間も充実していました。小坂も鹿野もほかの登場人物たちも、自分はここにいるんだという叫びを抱えた人たちのように思います。それは夢や恋愛や自分の置かれた環境によって違い、個性でもある。それぞれが個性を持って絶望している。思春期という言葉でひとくくりにしてしまわず、なぜ葛藤していて、何に救われるのか。日常を過ごす当人たちの温度を感じていただけたらと思います。小坂の叫びも静かに聞こえますように。
◇桜井日奈子さんのコメント
私が演じる鹿野ななは、つかみどころのない、たくさんの矛盾を抱えたキャラクターです。初めて演じるタイプの役で苦戦していますが、だからこそ、この現場で得られるものがたくさんあるなと実感しています。撮影はカットごとに、みんなで映像をチェックしながら、一つ一つのシーンを丁寧に作っています。いろいろな表現を、自分の目で確かめながら進めていけることはとてもありがたく、鹿野を演じながらも自分自身と向き合っている感じです。この作品がたくさんの皆さんに届きますように。小林監督やスタッフの皆さん、そして間宮祥太朗さん、キャストの皆さんと一緒に頑張りたいです。
◇小林啓一監督のコメント
印象的なタイトル、一癖も二癖もあるキャラクター。原作が四コママンガということで独特なリズム感と世界観を作り上げることに試行錯誤しながら撮影は進んでいます。間宮くん、桜井さんをはじめ、癖のあるキャラクターがどうすれば生き生きと存在できるか、皆でいろいろ試しながら作っている最中ですが、既にすてきなシーンが数多く撮れています。登場人物と同世代はもちろん、いろいろな世代に見ていただきたいです。きっと、この映画から恋人、家族、友人、大切な人の温もりを感じてもらえると思います。頑張ります!
◇世紀末さんのコメント
映画化が決定したと聞いた時、ベストセラーでもない私の作品が映画化だなんてだまされているんじゃないかと怖くなりました。おまけに主演が間宮祥太朗さんと桜井日奈子さんというステキなお二人だなんて、これを書いてる今もまだ信じられない自分がいます。ですが実際に現場にお邪魔させていただくと小林監督をはじめとした本当にたくさんの方が「良いものを作る」という目で動かれていて圧倒されました。「殺さない彼と死なない彼女」を愛してもらっていました。紙から飛び出して大きなスクリーンの中で笑ったり泣いたりする彼らに会えるのがとても楽しみです。