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注目ドラマ紹介:「あなたには渡さない」 木村佳乃、夫の愛人・水野美紀と修羅場に

 女優の木村佳乃さん主演のドラマ「あなたには渡さない」(テレビ朝日系・土曜午後11時15分)が10日始まる。1996年に出版された連城三紀彦さんの小説「隠れ菊」を現代版にリメークした作品。木村さんは、平凡な専業主婦から一転、夫の愛人の出現を機にかっぽう料理店の女将として再スタートを切る上島通子役を演じる。夫の愛人・矢萩多衣役の水野美紀さんと数々の修羅場を演じるという。

 結婚20年の専業主婦・通子(木村さん)はある日、料亭の板長で夫の旬平(萩原聖人さん)の愛人と名乗る女・矢萩多衣(水野さん)と出会う。多衣に「ご主人をいただきに参りました」と告げられ、夫の署名入り離婚届を突き付けられる。夫と対決した通子は、夫の料亭が倒産寸前とを知り、自らが女将(おかみ)となって料亭の立て直しをする……というストーリー。通子とは幼なじみの笠井芯太郎役で、田中哲司さんも出演する。

 第1話では、有名料亭「花ずみ」の前にタクシーが止まり、通子が出てくる。通子にとって、この場所を訪れたのは、結婚前にあいさつに来て以来、2度目だった。ある決意を固めた通子は花ずみに入っていく……。

 その2日前。旬平に「金沢から酒造会社の社長が来るから、今から東京駅に迎えに行ってくれ」と言われた通子は、目印に一本の菊を持って東京駅へ。てっきり男性社長だと思って待っていた通子の前に現れたのは、着物姿の多衣だった。

 多衣は、宿泊先のティーラウンジに通子を誘うと、突然、亡くなった義母との思い出を語りだした。「仕事の息抜きに何度か金沢に来てくださって」と自分の知らない義母の姿を楽しそうに話す多衣に、戸惑う通子。そんな通子に、多衣は勝ち誇った顔で「私、ご主人をいただきに参りました」と言い放ち……。

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