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ジャニーズJr.の安井謙太郎さんが24日、名古屋市内の映画館「ミッドランドスクエア シネマ」で開催された、公開中の初主演映画「ニート・ニート・ニート」(宮野ケイジ監督)の舞台あいさつに登場した。安井さんは、所属事務所の大先輩にあたる木村拓哉さんについて「木村さんは字までスターなんですよ。字に覇気がある」とリスペクト。一方で「(自分の字は)やすい……って感じで、地に足がついていないの……」と消え入りそうな声で文字を表現し、肩を落とした。
この日、安井さんは、同館に飾る同作のポスターに手書きメッセージを書く際に緊張していたことを、司会者から明かされ「そうなんですよ。僕は字がね……。決して下手なわけじゃないんですけど、ちょっと“味”があるから……」とコンプレックスがある様子。「本当に苦手で、できれば逃げたいと思って」と、スタッフに“ゴーストライター”を頼もうしたほどだったと告白し、「5人ぐらいに断られた」と苦笑いだった。
舞台あいさつには、共演した俳優の山本涼介さん、ジャニーズjr.の森田美勇人(みゅうと)さん、女優の灯敦生(ともり・あつき)さん、宮野監督も登場した。
森田さんは「小学生の頃の夢がプロ野球選手だった」といい、この日の司会者が、ナゴヤドームでアナウンスを務めていることから「(プロ野球選手のように名前を)呼んでもらいたい。松井秀喜さんが大好きなので(背番号は)55番で、小学生の頃のポジションのショート、(打順は)1番でお願いします」とリクエスト。「ドラゴンズ、ラッキー7の攻撃は1番ショート、森田美勇人!」と球場さながらにコールされると、バットを構えるポーズをして「夢でした! 興奮しちゃった。後(楽屋)で録音させてください!」と大喜びだった。
映画は、小説家・三羽省吾さんの同名小説を原作にした“青春ドタバタロードムービー”。ある事情でヤクザに追われるレンチ(安井さん)と、仕事を辞めたタカシ(山本さん)、引きこもりのキノブー(森田さん)の3人のニートが北海道へ“逃避行”を始めるが、出会い系サイトで知り合った少女・月子(灯さん)に旅の主導権を奪われ、月子に従って北海道の各地を転々とする。旅を続ける中で、4人の事情が少しずつ明かされていき……という物語。