連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」に出演する宮沢氷魚さん(左)と佐藤寛太さん=テレビ朝日提供
野村周平さん主演で、青木琴美さんのマンガを実写化する連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系、2019年1月スタート)に、俳優の宮沢氷魚さんと「劇団EXILE」の佐藤寛太さんが出演することが6日、分かった。さらに、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さん、俳優の生瀬勝久さんの出演も発表された。
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宮沢さんは、野村さん演じる垣野内逞(かきのうち・たくま)と、種田繭(たねだ・まゆ、桜井日奈子さん)を巡って恋敵となる鈴谷昂(こう)、佐藤さんは昂の弟の律(りつ)、児嶋さんは逞の父・垣野内寛貴、生瀬さんは繭の父で逞の主治医でもある心臓外科医の種田穣(みのる)を演じる。
原作は、2005~08年にマンガ誌「少女コミック」(現「Sho-Comi」、小学館)で連載され、累計発行部数が800万部以上の人気作品。09年には実写映画が公開され、21億円を超える興行収入を記録した。心臓病で「20歳まで生きられない」と宣言された主人公・垣野内逞と、逞を思い続ける種田繭の高校生2人のヒューマンラブストーリー。
昂は、名門校の生徒会長とは思えないほど派手で“オレ様”気質なところがあり、校内の女子生徒たちから「昂サマ」と呼ばれるほどのカリスマ的人気を誇っている。そんな昂は、入学式の新入生代表のあいさつを行う繭を気に入り、彼女へのアプローチを開始。「姫」と呼んで積極的に接近していく。律は、昂と正反対の性格で、入学式で話した逞と仲良くなり、逞と繭の関係を温かく応援するというキャラクター。
ドラマは1月19日から毎週土曜午後11時15分に放送。
◇宮沢氷魚さんのコメント
原作と脚本を読んで、キュンキュンが止まりませんでした。幼なじみ同士の恋愛、憧れを抱きながらも心臓病に苦しむ逞とそれを見届けている繭の姿に胸が締め付けられるような複雑な気持ちになってしまいましたね。
演じる昂は、普段の自分とはかなり違う性格ですが、ずっとカリスマ的な役を演じたかったので楽しみで仕方がありません。ファッションショーのランウエーを歩いたときに浴びる歓声を思い出しながら、堂々と“昂サマ”を演じられたらいいなと思います。恋の対決についても、今回は思いっきり奪いにいきたいと思います! 逞はライバルとしてはかなりスペックが高いので、あらゆる手を使っていきます(笑い)。その一方で、昂は実の父を逞と同じ病気で失っている過去を背負い、繭に同じ思いをさせたくないという心の優しさを秘めた人物であることも大事にしたいと思っています。
僕自身の初恋は、近くにある女子校にいた人だった気がします。男子校に通っていたので、女子に対してどう話せばいいかも分からず、片思いで終わりました。今となっては勇気を持って距離を詰めていればなあ、なんて思いも。逞と繭のような幼なじみ同士の恋愛を経験していたとしたら、遊園地デートに憧れます。絶叫系はもちろん、一緒にお化け屋敷なども行ってみたいです!
実は以前からずっと青春ドラマに出演したいと思っていたので、ようやく夢がかないました。高校に通っていたのは約6年前になりますが、そのころのみずみずしさ、楽しさ、苦労などをいろいろと思い出しながら、すてきな“昂サマ”を演じられるように頑張ります。
◇佐藤寛太さんのコメント
この作品は、人が人を思いやる温かさ、信じたことを突き進む強さ、10代ならではの不器用さやはかなさなど、本当にいろいろな要素が詰まっていて、原作、台本を読む手が止まりませんでした。僕自身、マンガや小説を読むことが好きなので、実写化にあたってのプレッシャーはありますが、原作ファンの方にも応援していただける作品になるよう、そして何より、この作品が一人でも多くの方の心に届くよう頑張りたいと思います。
今回僕は、宮沢氷魚さん演じる昂の弟・律を演じます。律は、すごく繊細な心を持っていて周りのことを大切に思える優しい青年。尊敬している兄にはかなわないと思っていて、周囲を思いやる優しさを持ち、自分自身はどちらかというと一歩引いて周りを見ているというか、我を出し切れないところにとても好感が持てます。僕の学生時代を振り返っても、律のような子がとても多かった気がします。彼の人間くさくていとおしい人柄を、大切に妥協せずに、自分が演じることで共感を持って、応援してもらえるよう、務めたいと思います。そしてこの作品に花を添えられるよう、多くのキャラクターと関わり合える律のいろいろな表情を丁寧に表現していきたいと思います。 “初恋”の思い出は、小学生のときに好きだった、同じクラスの子。体育の時間はいいところを見せたくて、全力で取り組んでいました。憧れる恋愛シチュエーションは、友達のお姉さんとの恋ですね。そんな僕が今、全力をささげているのは……。仕事です。(笑い)。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」をドラマで再び映像化するにあたり、自分が学生のころから知っているこの作品に関われることがとても光栄です。見てくださる方々の心にいつまでも残る作品が作れるよう、すべてのシーンを大切に、精いっぱい生き抜きたいと思います。
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