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木南晴夏:「大恋愛」も話題…公私で充実の今年語る 30代は「一つ一つに魂込める」

 シリアスからコメディーまで幅広い作品に出演し、存在感のある演技を見せる女優の木南晴夏さん(33)。2018年は、全クールのドラマに出演したほか、「子供の頃からの夢だった」というミュージカルに初挑戦。プライベートでは、今年6月に俳優の玉木宏さんとの結婚を発表し、人生の大きな節目を迎えた。現在は、連続ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系、金曜午後10時)で、ムロツヨシさん演じる間宮真司とタッグを組む編集者を演じている木南さんに、今の思いや、30代の目標について聞いた。

 ◇「夢かなった」2018年、結婚も 「自分は変わっていない」

 2018年について「楽しい一年だったなと思います」と話した木南さん。連ドラでは、「大恋愛」をはじめ、1月期の「海月姫」(フジテレビ系)、「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)、4月期の「花のち晴れ~花男Next Season~」(TBS系)、7月期の「ハゲタカ」(テレビ朝日系)など多くの作品に出演。福田雄一監督が脚本・演出を担当したミュージカル「シティ・オブ・エンジェルズ」にも出演した。

 「いろいろな役をやらせてもらったなと思います。ドラマが多かったですけど、ミュージカルって子供の頃の夢だったので、それが一つかなったっていうのもすごく大きかった」と振り返る。パンシェルジュ2級を持ち、パン好きで知られる木南さんは、「パンのお仕事も、今年はイベントをやらせてもらったり、新しいことにも挑戦させてもらった」と充実した様子。

 プライベートでは大きな節目を迎えた。「結婚もしたし、変化があった年ではあるんですけど、自分自身は全然何にも変わっていなくて。そんなに周りが思うほど、自分は何も変わっていないなという一年ですね」と告白。さらに「節目はあったけど、自分の中では全く節目な感じがしない。むしろ自覚すらない……」と率直に語る。

 ◇木南晴夏流「存在感のある演技」の秘密とは…

 放送中の「大恋愛」は、若年性アルツハイマーを患う医師の北澤尚(戸田恵梨香さん)と、尚を支える恋人の元小説家・間宮真司(ムロさん)の10年にわたる切ない純愛物語。木南さん演じる水野明美は、真司の才能にほれ込み、真司がいい環境で執筆に打ち込めるように、作品が広く世間に認められるようにと、かいがいしく世話を焼くが、その振る舞いが尚と真司の関係に大きな影響を与えていく……という役どころ。テレビ東京のドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ以来となるムロさんとの共演も話題になっている。

 水野役について「客観的に(台本を)読んでいると、この人なんかひどいなと思うこともある」と明かした木南さんは「悪気は無いんだけど、それが人を傷つけてしまったり、空気が読めなかったりする。そこは仕事熱心という一つの逃げ道だけで、悪気無くやっています」と話す。

 幅広くこなせる演技力で、さまざまな作品に絶妙なスパイスを加え、名バイプレーヤーの呼び声も高い木南さん。女優としての信念を聞くと、「(どんな役でも)新鮮に演じたいということと、たとえ悪人だったとしても、自分はその人のことをすごく真剣に考えてあげる。好きになってあげるということをしているかなと思います」と答え、その結果、「なんか嫌なやつだなと思っても、やり終えるとすごくその役を好きになることが多い」と明かす。

 30代の目標を聞くと、英ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーさんの生涯を描く映画「ボヘミアン・ラプソディ」(ブライアン・シンガー監督)を挙げ、「影響されやすいんですけど、魂込もった生き方をしていて、そんなふうに生きられたらいいなと思った」と明かす。映画を見た後は「すっごく台本を読みたかった」といい、これからの30代は「彼が一曲一曲に魂を込めるように、一つ一つの役を大切に、魂込めてやっていきたい」と話していた。

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