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女優の新垣結衣さんと俳優の阿部サダヲさんが6日、東京都内で行われた「第61回ブルーリボン賞」の授賞式に出席。授賞式は、前年の主演男優賞と主演女優賞の受賞者が司会を務めるのが決まりで、今回は2人が務めた。授賞式の冒頭で阿部さんが「なんて呼び合いましょうか」と新垣さんに尋ねると、新垣さんは「ガッキーでも、結衣でも」と答え、阿部さんは「結衣」と即答。新垣さんも照れ笑いを見せながら「サダヲ」と呼び合い、ほのぼのと進行をした。
「こういう司会は初めて」と緊張ぎみに語った阿部さんに対し、新垣さんは「そうそうたる俳優さんたちがいらっしゃって緊張していますが、ヘラヘラやっていこうと思います」とちゃめっ気たっぷりに話し、観客を笑わせた。
新垣さんは、「孤狼の血」などで監督賞を受賞した白石和彌監督に「白石監督って普段はどんな方なんですか?」、「止められるか、俺たちを」(白石監督)で主演女優賞に選ばれた門脇麦さんに「その落ち着きっぷりはどこから?」と積極的に質問。さらに、新垣さんは門脇さんが見せた劇中の演技に「お酒もたばこもすごく似合っていた。内から震える感じがしました」、「万引き家族」(是枝裕和監督)で助演女優賞を受賞した松岡茉優さんには「危うい雰囲気がすごかったですね」と絶賛していた。
新垣さんは、最後のあいさつで「司会をするということで、いつもより意識して映画をたくさん見ました。心が動きました。映画ってこういうことかって。(映画に対しての)価値観が変わりました。今回、(受賞者の)お話をたくさん聞けて楽しかったです」と充実した表情を見せた。阿部さんもあいさつで「貴重な機会をいただきました。役者を続けていきます。これからもいい映画にいっぱい出たい」と満面の笑みを見せた。
ブルーリボン賞は、在京スポーツ新聞7社の映画担当記者で構成される東京映画記者会が制定する映画賞。主演男優賞を舘ひろしさん、主演女優賞を門脇さん、助演男優賞を松坂桃李さん、助演女優賞を松岡さん、新人賞を南沙良さんが受賞し、授賞式に出席した。
◇各賞は以下の通り(敬称略)
作品賞:「カメラを止めるな!」▽監督賞:白石和彌「孤狼の血」「止められるか、俺たちを」「サニー/32」▽主演男優賞:舘ひろし「終わった人」▽主演女優賞:門脇麦「止められるか、俺たちを」▽助演男優賞:松坂桃李「孤狼の血」▽助演女優賞:松岡茉優「万引き家族」「ちはやふる -結び-」▽新人賞:南沙良「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」▽外国作品賞:「ボヘミアン・ラプソディ」