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取材に応じた棚橋弘至選手
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取材に応じた棚橋弘至選手

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棚橋弘至選手:「体形はライフスタイルを映す鏡」 イケメンプロレスラーがダイエット指南

 新日本プロレスのイケメンプロレスラー、棚橋弘至選手。バラエティー番組や映画、メンズファッション誌などさまざまなメディアに出演し、現在は東海エリアで放送されている情報番組にもレギュラー出演するなど活躍中だ。太い腕、厚い胸板……と鋼のような肉体を誇り、「体形はライフスタイルを映す鏡」と語る棚橋選手に、ダイエットや家族について聞いた。

 ◇ダイエットは食事が8~9割 「『鉄の意志』を発動させて」

 女性に向けてダイエットのアドバイスを求めると、棚橋選手は「ダイエットの目的は、体重を減らすことではなくて、健康的な生活を送ること。そこをまず押さえておかないといけないですね。ダイエットをして体調を崩したり、病気になったりするのは本末転倒」と語る。さらに「ダイエットをしようとすると運動が真っ先に頭に思い浮かぶと思いますが、ダイエットは8~9割が食事。運動は補助的な効果です。口から入っているもので体は作られているので、何を食べて生活をしているかが大事」と話す。

 食生活をコントロールするために「『理想的な体に近づく』『気持ちが明るくなる』『生活が楽しくなる』といういい循環をイメージ」することで、「夜、食べたいものを少し控えるようなことが苦にならなくなると思います」とアドバイス。「瞬間、瞬間の強い気持ち(が大切)。僕は『鉄の意志』と呼んでいるんですけど、それが発動できるかどうかですね」と実体験を交えて語った。

 ◇「暮らしの中に修業あり」 無理をしない運動を生活に取り入れて

 そして「食生活と、無理をしない運動をどこまで生活に落とし込めるか」がダイエットのカギになるという。「年齢と共に基礎代謝は落ちてくるので、運動することによって、代謝のいい体作りはできます。一番大事なのは歩くこと。それが最も体に負担が少なく、健康的な生活をするための第一歩」と歩くことを推奨する。

 ダイエット時の運動というとジムや筋トレも思い浮かぶが「皆さんは忙しいから(ジムや筋トレは)一念発起して始めないといけない。でも一駅分歩くとか、エスカレーターを階段にするとか、そういうことは生活の中に落とし込むことができる」と話し、「暮らしの中に修業あり。今日やって、あした成果が出るわけではないですが、日常に運動を少し落とし込んで、それを半年、1年続けている人と、そうでない人では明らかに差が出てきます。ダイエットも長い目で見ましょう」と続けることの重要性を説く。

 また「僕は体形を見たら、だいたい何を食べて生活しているか分かります。昨日ポテチ食べたなとか、この人はジュース好きなんだろうなって。体形はライフスタイルを映す鏡なんです。僕にはお見通しですよ」といたずらっぽい笑み。今年の夏には間に合わないのではと心配すると「間に合いますよ!」と優しい笑顔を見せていた。

 ◇今年43歳・2人の子供の父親 「可能な限り家族との時間を」

 今年43歳を迎える棚橋選手は、私生活では高校生の娘と中学生の息子を持つ父親。2016年にはベスト・ファーザー賞も受賞した。「プロレスラーは、なかなかずっと家にいることができないので、家にいる時間は、子供と遊んだり、できる範囲で家事に協力したいという気持ちはすごく強いですね。いない分、何かしなきゃって。可能な限り、家族との時間を作るように心がけています」と語る。

 最近は「(子供が)部活と受験勉強で、僕も金土日は試合が多くて休みが合わない。ここ数年、どこかに旅行に行くということができていなくて」といい、毎週金曜に出演している情報番組「チャント!」(CBCテレビ・東海ローカル、月~金曜午後3時49分)のロケで、出身地でもある東海エリアの飲食店などを訪れると思うことがある。「『ここおいしいな、家族で来たいな』って毎回、思うんです。夏とか、正月とか家族で帰省することがあるので、東名沿いだったら寄ってもいいかな」と父親の顔をのぞかせた。

 ◇全力パワーの源は…

 現在、新日本プロレスでは20人の選手が出場する最大級の大会「G1 CLIMAX 29」(8月12日まで)が開催されており、棚橋選手も連覇を目指して出場中だ。

 プロレス、メディア出演、家族との時間……と何事にも全力で取り組むパワーの源を聞くと「ショートスリーパーになってしまって、あまり寝なくても大丈夫なんです。“疲れたことがない”ですし」と笑顔を見せつつ、「そうやって言い続けることで、同じぐらいの世代の人に『棚橋が頑張っているなら自分もやるか』って思ってもらえたらうれしい。僕もプロレスファンの頃、プロレスラーがリング上で活躍するのを見て自分も頑張ろうとか、あんなふうになりたいと思って力をもらったので、そういう存在になれたらいいですね」と熱い思いをにじませた。

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