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桜井日奈子:ゴミ箱あさり5時間…告白に会場騒然 主演映画で過酷撮影

 女優の桜井日奈子さんが10月29日、TOHOシネマズ六本木(東京都港区)で開催中の「第32回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画「殺さない彼と死なない彼女(殺カレ死カノ)」(11月15日公開)の舞台あいさつに出席。撮影中に印象に残った出来事を聞かれ、「5時間ゴミ箱をあさり続けた」と過酷な撮影を明かし、会場内を騒然とさせた。

 ダブル主演を務める俳優の間宮祥太朗さん、小林啓一監督と共に登場した桜井さんは「印象的だったのがクランクインの日のとあるワンシーン。リハーサルの段階で5時間かかった」「小坂(間宮さん)と女の子が話しているシーンで、その視線の先には(自身が演じる)鹿野がゴミ箱をあさっている。5時間ゴミ箱をあさり続けました」と告白。

 続けて「監督の強いこだわりのもと、みんなで丁寧に作った作品です」と意図を説明すると、小林監督も「こだわりですね。5時間ぐらいは必要かなと」とちゃめっ気たっぷりに話しつつ、桜井さんの熱演に敬意を表していた。

 映画は、SNSマンガ家の世紀末さんがSNSに投稿して話題になり、書籍化された同名マンガが原作。何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校3年の小坂が、ある日、蜂の死骸を埋葬しているクラスメート・鹿野に出会い、心優しいがネガティブな言動で孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱き……というストーリー。

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