1週間のイケメン有名人の話題を紹介する「今週のイケメン」。今回(1月7~13日)は、佐藤健さんが連続ドラマの舞台あいさつに登場した話題、松坂桃李さんが今春放送予定のドラマで主演を務める話題などが注目された。前後編で取り上げる。
佐藤さんは1月8日、東京都内で行われた連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(恋つづ、TBS系、火曜午後10時)の舞台あいさつに、主演女優の上白石萌音さんら共演者とともに登場した。周囲から“ドS”と見られ、「魔王」と恐れられているドクターの天堂浬(かいり)を演じる佐藤さんは「現場では、上白石さん演じる七瀬に心ない言葉を浴びせ続け、上白石さんをはじめ、共演者の皆さんに『ひどいひどい』と言われて、心を痛める日々です……」と冗談めかして話した。
また天堂との共通点を聞かれると「皆さんご存じの通り、本当に普段は温厚なので(共通点は)ございません」とにっこり。しかし上白石さんから「片りんはある。“ミニ天堂”が出てきたなってことがある」と突っ込まれていた。
松坂さんが今春、テレビ朝日系の日曜プライム枠(日曜午後9時)に放送される、貫井徳郎さんの小説が原作のドラマスペシャル「微笑む人」で主演を務めることが9日、明らかになった。松坂さんは妻子を殺害したエリート銀行員の仁藤俊美を演じる。
仁藤は、一流大学を卒業後、大手都市銀行に就職。妻子とともに幸せな生活を送っていたはずが、突然妻と娘を溺死させた罪に問われる。殺害の動機は「本の置き場所が欲しかった」というもの。世間が注目する裁判で、仁藤の過去が次第に明かされていく……というストーリー。尾野真千子さん、生瀬勝久さん、福田転球さん、田中要次さんも出演する。
松坂さんは「仁藤という男がやってきた行為は、もちろん許されるものではないのですが、台本を読んだ最初の印象では、なぜか嫌な感じがしなかったんです。彼の振る舞いや言動は、ある種の正論を言っている部分もあるので、不思議な感覚でした」とコメント。また「仁藤はどの局面、どんな場面においてもフラット。だからあまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心に留めていました。作品の全編を通して感情の揺れ動きやテンションが一定という今回のような役柄は初めてだったかもしれません」と振り返った。
さらに「この作品に出てくる言葉には、心に刺さるものがすごく多い。『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品なのではないかと思っています。現場でもとても熱量を感じた落合正幸監督がどんなふうに料理して完成させてくれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」と話している。