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元乃木坂46衛藤美彩:初主演映画はラブストーリー「思い出よりも思いが大切」 卒業で丁寧な日々過ごす

 アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーで、女性ファッション誌「美人百花」(角川春樹事務所)のレギュラーモデルとしても活動する女優の衛藤美彩さん。映画初出演・初主演を果たした映画「静かな雨」(中川龍太郎監督)が2月7日に公開された。「撮り終わった時よりも(作品への)いとおしさが深まっている」と語る衛藤さんに同作や、乃木坂46卒業後の変化を聞いた。

 同作は、映画化もされた小説「羊と鋼の森」で知られる宮下奈都さんのデビュー作が原作。衛藤さんと俳優の仲野太賀さんとのダブル主演で、事故によって短期間しか新しい記憶をとどめておくことができなくなった・こよみ(衛藤さん)と、こよみと向き合う心優しい青年・行助(仲野さん)のラブストーリー。一日一日を大切に生きる、こよみと行助の心情を美しい映像で描いた。

 同作について「お互いがお互いを思い合っている日々が描かれています」と話す衛藤さん。「インスタグラムでの思い出作りもいいんですけど、思い出よりも思いが大切なんだと感じてほしい」と同世代の女性に向けて作品に込めた思いを語る。

 昨年3月31日に「乃木坂46」を卒業し、約10カ月。同年10月にはプロ野球・西武の源田壮亮選手との結婚を発表した。

 グループに所属した約8年間は「昨日のご飯に何を食べたのか覚えてなかったり、世界で何が起きているかも分からない日々でした」と多忙を極めた。「自分の時間をかみ締めて、大切に生きていきたい」という思いなどがきっかけとなり、卒業。こよみの姿を自身に重ね、「何もかもが変わりました。派手な暮らしではないけど、ささやかに、丁寧に、今を大事に生きているところは、今の自分に重なる部分です」と充実した日々をうかがわせた。

 女優業について「演技が好きなのか苦手なのかも分からないまま携わってきました」と明かした衛藤さん。作品へのいとおしさがより深まった今、「映画っていいなと思いました。まだ映画界に片足しか入っていないけど、またやりたいなとやっと実感してきました」と気持ちを新たにしていた。

(取材・文・撮影/水野由美子)

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