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三吉彩花:「お母さんになるのもいいな」 10年後に結婚していたら…理想の家庭像も

 女優の三吉彩花さんが、阿部純子さんと共にダブル主演を務める映画「Daughters(ドーターズ)」(津田肇監督、9月18日公開)で、妊娠をきっかけにシングルマザーとして生きる決意をする親友の変化に戸惑う、27歳の女性・小春を演じている。三吉さんに、ファッションや美容、ステイホーム中の話題、自身の10年後の人生プランや、映画の見どころなどについて聞いた。

 ◇肌荒れに悩んだ学生時代 「学校にも仕事にも行きたくないって…」

 三吉さんは、以前は「割とストリート系のファッションが好みだった」というが、「今はモードっぽいものだったり、シックな感じだったりと、かっちりしている方が好きです」と話す。最近、気になるアイテムは「真っ黄色のワイドパンツを狙っている」と目を輝かせる。「映画で私が演じた小春の衣装のイメージが黄色だったから、ちょうどいいなと思っていて。さっきお店に問い合わせたら在庫があると言われたので、仕事が終わったら買いに行こうかと思っています」と笑顔で語る。

 美肌で知られる三吉さんだが、意外にも「学生時代は肌荒れに悩んでいた」といい、「モデルなのに肌があまりきれいじゃないと言われてしまって、学校にも仕事にも行きたくない!と思っていたんです。改善したくてピーリングを試したり、皮膚科に通ったりして、いろいろ試したのですが、なかなか治らなくて……」と振り返る。

 そこで「自分の体に取り入れるものから見直してみようと、アレルギー反応が出たものをとるのをやめてみたら、だんだん肌質が変わってくるのが実感できて。それ以来、年に1回はアレルギー検査を受けるようにしているんです」と明かす。また、「納豆は毎日必ず食べていて、そのほかにも、ビタミン、亜鉛、鉄分、マグネシウム……足りない栄養素をサプリで補うようにしています」と語る。

 ◇女性でも男性でも「強い人が好き」 理想の家庭は…

 ステイホーム期間中はもちろん、普段から「英語になじんでおきたいというのもあり、仕事の移動中でも暇さえあれば動画配信サービスで洋画ばかり見ている」という三吉さん。「最近は『ウォーキング・デッド』にハマっていて、シーズン1から見直しています。クロスボウの名手のダリル役を演じるノーマン・リーダスが、もうとにかくカッコよくて(笑い)。女性でも男性でも、強い人が好きなんですよ!」と興奮気味に語る。

 そんな三吉さんに、自身の10年後を想像してもらうと「10年後かあ……、34歳ですからね。もし結婚していたとしたら、常にケラケラ笑っている家庭がいいですね。私は小さい頃からあまり言い争うのが好きじゃなくて、もし、イラッとすることがあったとしても、それを笑いに代えて話せるような家庭に憧れます。価値観はそこまで同じじゃなくてもいいんですけど、映画の中の小春と彩乃みたいに『性格の似ていない双子』のように、お互い分かり合える関係が理想です」と思いをはせる。

 ◇小さい頃は「保育士になりたかった」 兄弟、姉妹に憧れ

 映画の中では、妊娠・出産を控える親友をサポートする役柄を演じた三吉さん。自身も「小さい頃は保育士になりたかったというほどの子供好き」だといい、「私は一人っ子なので、兄弟や姉妹がいる人にとても憧れます。周りを見渡しても兄弟がいる友達のほうが、なんとなく自立している印象があって……。いつか子供を持つ日が来たら、兄弟を作ってあげたいなと思っているんです。やっぱりこういう映画に出ると、お母さんになるのも、いいなと思いますね」と想像を巡らせる。

 最後に、「映画『Daughters』は、ファッションやインテリアはもちろん、風景も色鮮やかで、映像も音楽もとても美しいんです。キャラクターの心情的にはシリアスな部分も多いんですが、ライトに見られる作品でもあるので、いろんな楽しみ方ができるような気がします。年上の方は『懐かしいなあ』と感じると思いますし、20代の方はめちゃくちゃ共感するだろうし、10代の子たちは『私にもこんなキラキラした20代が待ってるんだな』って憧れる部分もあると思うので、きっと幅広い世代の方々が、それぞれの視点で楽しめる映画になっていると思います」とメッセージを送った。

 (取材・文・撮影/渡邊玲子)

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