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2020ミスター・ジャパン:いじめきっかけに「自分を変えようと」 グランプリの坂田航樹さん・テレビ局勤務の26歳

 「2020ミスター・ジャパン」の日本大会が9月29日に東京都内で開かれ、東京代表のテレビ局でシステム開発を担当する坂田航樹さん(26)がグランプリに輝いた。大会中の自己アピールタイムに坂田さんは「いじめられたことをきっかけに、自分を変えようと思い、トレーニングなど必死に努力してきた」と告白。「2年前にうつになった」とも明かし、「他人と比べず自分を大切に生きていきたい」と話した。

 「成功の定義」を聞かれると、「世の中ではスポーツ選手や芸能人、社長など肩書のある人が成功者といわれます。私自身、それを追い求めて2年前にうつになってしまいました」と語り、「人と比べて成功を求めていると、心が満たされません。それから私は自分と向き合い、過去の自分からの成長や自分が定めた目標に対して、それが達成できたときに幸せを感じ、それが成功だと感じました。私は、これからも他人と比べず自分を大切に生きていきたいと思います」と話した。

 また、大会後に取材に応じ「ミスター・ジャパン」になってやりたいことを聞かれると、「今すぐだったら、ご飯を食べたい。この2カ月、食事制限と禁酒、昨夜から水分を全くとってないので、潤したい気持ち」と率直に語り、続けて「『人に勇気を与えたい』というのが僕の夢。それを実現するためにも、今回のことで僕の知名度や影響力が上がると思うので、SNSだったり、メディアに向けてだったり、企業で働きながらも頑張れば、こんなこともできるんだよということを発信していきたい」と意気込んだ。

 この日は、昨年「2019ミスター・ジャパン」に輝いた岡田雄磨さんも祝福に駆けつけた。

 ミスター・ジャパンは2013年から開催されており、今年で8回目。外見だけでなく知性や表現力に優れたオピニオンリーダーとなれるような男性を発掘するコンテスト。この日の日本大会にはファイナリスト18人が進出し、スーツ、水着審査などを経てミスター・ジャパンが選ばれた。

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