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フジ森本さやかアナ:「クールに見えすぎる外見」に悩んだ時期も 「とくダネ!」は「濃いキャラの熱いやり取り」が醍醐味

 身長177センチと、在京テレビ局の女性アナウンサーで最も長身といわれるフジテレビ森本さやかアナウンサー。見た目のクールな印象と内面の穏やかな性格とのギャップで悩んだ時期もあったという。朝の情報番組「とくダネ!」(月~金曜午前8時)でプレゼンターを務めている森本アナに、休日の過ごし方やショートカットのこだわり、「とくダネ!」の見どころなどについて聞いた。

 ◇休日は自転車で遠出も リラックスタイムは好きなミュージカルやライブのDVD観賞

 休日は「天気が良くて、時間があれば買い物がてら散歩をしたり、自転車に乗っています」と体を動かすようにしているという。自転車は「シティー向けのクロスバイクに乗っています。自粛期間中は、近所のスーパーに行くだけではつまらなくなってきて、20分くらいこいで別のスーパーに行ってみたり、30~40分ほどこいで公園巡りをしたりしました」と語る。

 自転車にはまったきっかけは、「歩くのは嫌いではないのですが、身長が高い割に体力、筋肉がなくて。走って遠くまで行くということも本当はやってみたいのですが、できないので、行動範囲を広げるために自転車に乗っています。ちょっとした疲労感もありますし、気持ちいいですね」と笑顔で語る。

 リラックスタイムは、「夜、お酒を飲みながら、好きなミュージカルやライブのDVDを見ること」。「部屋を少し暗くして、スピーカーで楽しんでいる」といい、最近見たのは「安室奈美恵さんのラストライブです。私、安室さんと同い年なんですよ。安室さんが引退するまでの5年ほど、ライブを見に行っていて、最後のライブも運良く行けました。DVDで見ても、やっぱりいいなって。安室さん、こんなに歌って踊って……というのを楽しみながら、音量大きめで見ています」と楽しそうに語る。

 宝塚歌劇のファンとしても知られる森本アナは、ステイホーム期間中に「もちろん宝塚のDVDも結構見ました。私が劇場で見始める前の1980年代の公演のDVDを友達から借りたりして……」と明かす。

 演劇鑑賞が趣味という森本アナは、「舞台は入社してから見るようになり、宝塚などのミュージカルはもちろん、歌舞伎や小劇場も見に行きます。20年ほど舞台を見続けたことで、信頼を得ることができ、宝塚の貸し切り公演の司会などをする機会が巡ってきて、あの舞台(宝塚劇場)に立たせていただいたときは、とても興奮し、感激しました」と仕事にもつながっている。

 今年は「新型コロナウイルスの感染拡大で実際に劇場に行って観劇することが全くできなかった時期は、私の楽しみはこれだったんだ、と改めて気がつきました」と実感したという。

 ◇ショートカットで「クールに見られすぎ」 柔らかい印象に見える工夫も

 自身の性格を「穏やか」と表現する森本アナ。「引っ張るタイプでもなく、我もあまり強くないです。全体の協調性を大切にしているので、言い合いやもめごとは本当に苦手です。そこが短所でもあり、自分の意見をのみ込んで、我慢してしまうことがあります」と自己分析する。

 周囲からも「ずっとフラットな感じで、すごく笑ったり、すごく悲しかったりという感情が周りから見えにくいようです。それは、子供の時から言われていて、すごく楽しんでいるのに『楽しんでる?』って人から聞かれていました。ということは、楽しそうに見えていないんだって。アナウンサーになって大分感情が出るようになってきましたが……」と明かす。

 また、ショートカットがトレードマークともいえる森本アナだが、12歳から21歳までモデルをしていた時代は背中まであるロングヘアだった。「モデルとして活動中はイメージが変わるのを避けるため、短くしてはいけなかったので、モデルの仕事を辞めた後、すぐにショートにしました。大学2年の終わりごろだったかと思います」と振り返る。

 アナウンサーになってからは、「髪が短くてクールに見られすぎてしまって。しかも最初の頃は、報道番組でフィールドキャスターとして、事件、事故現場を飛び回って中継、取材するという仕事をしていましたので、スーツも着ているし、かっちり見えすぎてしまうというか。冷たい感じの怖い人なんじゃないかと言われたこともありました」と見た目と中身のギャップに悩んだ時期もあったようだ。

 そこで、ショートカットでも「少し印象を柔らかくしたいと思って、何もしないと直毛でボブのようになってしまうので、パーマをかけて少しふんわりした感じに見られるように工夫しています」といい、プライベートでは「カジュアルにクシャクシャッとして髪の毛を整える程度です。プライベートの時に会っても、きっと私だと気づかないですよ」と笑みを浮かべる。

 さらに、「私、耳が広がっているんです。両方の耳を出すと印象が強いので、片方の髪を耳にかけて、もう片方は隠すというのが自分なりのこだわりポイントです。また最近は、前髪を上げて、おでこを出しています。前髪が邪魔になるのもよくないし、見た目がすっきりしている方が、見ている方にも印象が良いのではないかなと思いまして」と明かす。

 ◇生活に密着した情報をしっかり届けたい

 プレゼンターとして出演している「とくダネ!」では、医療コーナーを長く担当している。「最先端医療だったり、身近な病だったり、さまざまなものを伝えてきましたが、放送を見て、『病院へ行ってみようと思って、そこで早期の段階で病気が見つかり、今、治療をしています』というご意見をいただいたことがあって、心から良かった!と思いました。スタッフと協力しながら放送して、その結果、視聴者の方の行動につながっていく……。生活に密着した情報ほど、しっかりと届けたいですし、それを視聴者の方が見て良かった、安心した、面白かったなど生活に役立つものになれば、本当にうれしいです」と語る。

 「とくダネ!」は、9月に伊藤利尋アナウンサーに代わって、2009年入社の立本信吾アナウンサーが司会陣に加わった。アナウンサーとしては番組最古参の森本アナは、「フレッシュ感が増しました。一人入れ替わるだけで番組の雰囲気が変わるので。総合司会の小倉智昭さんも(立本アナを)可愛がっています」と明かし、「(社会学者で作家の)古市(憲寿)さんや(お笑いコンビ『メイプル超合金』の)カズレーザーさんなど、とにかくスタジオにいる方のキャラクターが濃いんです。頭が切れるキャラの濃い人たちが熱を持ってやり取りしているのは、生放送のこの番組の醍醐味(だいごみ)だと思います」と語る。

 「たまにワイワイと賑やかになりすぎてしまうこともありますが、それさえも面白いと思っていただけるように、情報はきちんと伝えつつ、熱を持ってやっているところを見ていただけたらと思います。小倉さんが、何かに“ほえる”ときが一番面白いです!」とアピールしていた。

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